茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

若い子はそんなに魅力的なのか

 自分が会社にはいって十年ほどたったころ、会社に入ってくる新人たちが、中学生にみえてめまいがしたことがある。年の差はほぼほぼ十歳。単純に彼らが、たまたま体格がさほど大きくはない人たちがそろっていたのかもしれないが、それにしてもちらっと見た瞬間に「中学生か?」と一瞬思ってしまった自分が衝撃的だった。
 よくみればそんなことないはずなんだけど、制服のようなリクルートスーツに身をつつんだ男女は、まるで新入学生にみえた。
 それ以降、春がきても、かなりがんばらないと、彼らは二十歳過ぎには見えなかった。いや、いま見えているのが、二十歳過ぎなのであり、新社会人なのであると自分に言い聞かせなければならなかった。
 当然、街角で中学生をみても、小さい子は小学生にみえるし、中学生と高校生の区別はつかない。カップルでも、中学生カップルか高校生カップルかわからない。たぶんおそらくは、中学生をあまり認識できていない。


 ともなって、おっさんがかわいく見えるようになってきた。以前までは、おっさん萌えが謎だったけど、おっさん、四十代など、まあ同世代である。ちょうどかっこいいくらい。五、六十代がかっこよくみえる。もう少しすれば、おじいさん萌えもわかってくるのだろう。


 だから。
 四十代で、十代に対して、犬猫乳幼児などに対するかわいいという感情以上のものをもつひとが、直感的に「気持ち悪い」。現実に手を出してしまうなんてすごい気持ち悪い。単に、二十歳過ぎていればいいてもんじゃない。ふつうにテレビにでているような十代の女の子で、そこまで峰不二子みたいな女子がいるんだろうか、いやいないだろ。(反社会的界隈のプロの美人局ならさておき)
 歴史を積み重ねてきた、この現代日本において、そういうことするのって、どういう精神構造してるのか。あまりにも幼稚だ、未熟だ、やっていることと立場のバランスがとれていない。個人も、所属している集団や組織や、行いを許し、強いてきた、願いをおしつけてきた人たちさえも、立ち止まって考え直すべきだ。


 中年のアイドルなんてやっぱりいらないよねえ。そのうち他のグループからも同じようにいびつな事件がおきるちゃうぞ。