茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

イーヴリン・ウォー『回想のブライズヘッド』読んだ


 上巻を買ったのは2,3年前。かなり最初のほうで挫折していたけど、映画とかベン・ウィショーとかマシュー・グートとかドラマとか、話題をみかけて、読むぞと読み始めた。映像はどれもまだ見ていない。みたいにゃー。


 人生ではじめて、ゆっくり少しずつ読んだ。「初」だ。私にとって読書とは、たいてい、面白くて熱中するとなおさら、転ぶようにいっきに読むようだった。ブライズヘッドは日々読んだ。それが楽しかった。


 めっちゃくちゃ面白かった。いろんなところで「これどうなるの? このひとたちどうなるの?」というドキドキ感が続いていた。崖っぷちとか超危機的状況というわけではない。ベタな言い方をすれば滅びゆく上流階級の黄昏系小説だ。でもそれはいわばつかみで、メインではない。メインのひとつではあるけど、そればかりではない。


 冒険小説でなく、ドラマティックでもなく、推理小説や謎解きでもなく。恋愛は多少あるけど恋愛小説というほどではなく。歴史小説でも、鬱々私小説でもなく。自分がその世界にどっぷり入り込み、でもなく。


 読んだあとに読んだ人の感想を、ネットでちょろっと探してみたけど、なんか違う…がでてきて、感想はいろいろあるんだなぁと思った……。


 英国俳優ブームがきている。ぜひ、読んで欲しい、皆さん。Kingsman好きのひとも、読んでいい! から!


 この邦題はさっぱりである。Huluにはなぜか吹き替えしかなかったのでみなかったがそれもいまはない。アー。

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 これは昔のドラマでとても評判がいいらしい。邦題は「ブライズヘッドふたたび」


gyaoでは1話だけ無料で見られる。1話だけでもかなり良い感じだが、小説としてのおもしろさはむしろこれよりあと。gyao.yahoo.co.jp