茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

冬の歯医者

 いい年なので定期的に歯医者に行っている。ぼんやりのこのこ出かけて行ったら、めちゃくちゃしみる。知覚過敏だ、シュミテクトぉ、だ。前回行ったときは全然そんなことはなかった。そんな覚えはない。
 今回はすべてしみるような感じがする。しぱしぱでてくる水も、歯茎の隙間にあたる器具もすべて冷たい。うがいする水もそんなに温かくない。エコなのか。ただでさえ歯医者は苦手のびびりなのに、痛いのをこわがって、顔がびくびくして逃げ腰になる。最初のターンが終わっていちど口をゆすぐとき、顔に触ったら、冷えていた。いく前に顔を温めて、アゴの開閉運動もしておかねばならなかったのだ。アゴは開きにくいから毎回思うのに、毎回忘れている。てのひらを顔にあてて温めるとじんわりぬくまるが、即効性はない
 次のターンが終わって、口をゆすぎ、また顔を温める。その次のターンが終わってまた温める。やっと温まったころには、終わってしまった…。
 11時からの予約で、起きてからまあまあ時間がたっているからと油断していた。ちがうちがうちがうちがう、である。顔は案外すぐ冷える。きんきんきんのきーん…。3、4ヶ月に一度の通院なので、そのたびに季節は変わっている。次の3月の頭は、まだ寒い頃だろう。ちゃんと顔を温めて行こう。
 どうせまた忘れるんだろうけどさ。

お医者さんも病気になるんじゃ

 病院へ行ったら、火曜日と違ってすいていた。先生も代打なのでなおかつガラガラだった。順番はあっちゅうまに来た。代打というのは今回に限った話ではなく、先生がご病気とのことだった。次の診察はどうなるかわからない。

 いきなりの話に、めちゃくちゃあわてた。あほみたいにあわてた。数時間経って落ち着いてきたら、すごくあわてていたな、とわかってきた。まぁ、こういう面倒臭いのがいるから、火曜日の時点で言わなかったかもしれない。自分は半年に一度しか行かないから、もしかすればなにも起きなかったふうでやり過ごせるのだ。

 話してくれないなんてみずくさい、先生と俺の仲じゃねぇか!、ではない。申し訳ないほど恥ずかしいほど長い間お世話になっているので、いつか終わりがくるのだろうけど、それがいつなのか、どんなふうなのか、などと考えていた。医者は年齢がわかりにくい。町医者とは違う、まあまあでかい病院の、産婦人科のお医者さんなど、鉄人である。でもいつか定年はくる。それが理想?なのだろうか。

 できれば子供ができて、先生にお世話になりたかったが、そんなふうにはいかず、二回同じ手術をしてもらった。体質である仕方ない。至極残念無念、とまではいかないけど、もーすこしなんとかならなかったのかなぁと思うことはある。

 まあ、なんもなかったようなふうに、次の診察予約がそのまま通ればいいのだが。目安は三ヶ月後。さいきん、世間的にお先真っ暗か真っ白だから、なんだか、わからん世界線だ。

 どこかの世界では、子供に恵まれたり、オリンピック観に行ったりしてるワタシらがいるのかしら?、いやそれはねえなと思います。この世界は、この生きる道は、ふりかえれば一つしかないないのだ。

 でもこれから先はもうちょっとなんとか。

 

白髪染めとかうるせえひっこめ

 定期的にすごい頭にきてキレるネタが、白髪だ。
 愚かだ。幼稚で未熟で稚拙で浅薄で浅知恵でみっともない商売の餌食になっている。
 10代20代ですごい霜降りとか、真っ白は、明らかに平均よりなんらかの逸脱が生じて生活が面倒くさいならやるべきだが、アラサーならもうしょうがない。腹をくくれ。40代以降、真っ黒に染めている人は、まじでやばいと思う。芸能人なんてみんなアウトだ。
 つややかな肌は、年齢問わず、いるときはいる。ドーピングかどうかはみればだいたいわかる。
 天然で髪の毛がずっと真っ黒な人もいるかもしれないが、それはそれでいい。
 とにかく染めたりして「黒くしているのが若い、良い、気分が明るくなる」というのは、中高年にとってはものすごく金と時間の無駄遣いのネガティブな生き方だ。それぐらいしかやることがない超お年寄りでも、いいとは思わない。ほかがどうみてもがっつりおばあちゃんなのに、髪だけ真っ黒って、なんなんだ。
 俳優さんで、役のとき以外は染めていない人を、応援したい。年齢より10も20も若い役をやるから染めるのは別に構わない。それで変じゃないなら。外国の俳優さんにはよくある話だ。(きびしいときもあるけど)アラフォーにもなったら、女性も男性も、白髪があって当然だ。どんな職業の人も。
 ほんとにむかつく。腹が立つ。定期的に腹が立つ。
 腹を立ててもしょうがない。
 自分が自分に対してどうするか、それだけの話にしておけばいいが、時々すごい腹が立つ。「それがふつうですよ、マナーですよ」みたいな意見をみかけると、頭の中が大炎上する。


 みんな鬼みたいに、16歳で終わってしまえと思ってんだろ。
 あなおそろしや。

やすいのりたかいのり

 ちかごろ、朝ごはんは小さいおにぎりを作る。レンチンしてゆかりや菜飯などをまぜてにぎり海苔を巻く。
 先日海苔を新しく買う時、少し安いのを買ってみた。同じ店の、すこし安いやつだ。
 そしたら

  • うっすい(物理的に)
  • うっすい(味が)
  • 切れにくい(うっすいから?)

 とてもすごい差があった。
 普段買っているやつは、700円ぐらい。買ってみたやつは400円ぐらい。
 700円ぐらいが安いか高いかわかってなかったけど、400円と比べたら、安い気がした。割安というか。
 海苔も、上をみればキリがない。10枚で千円とかあるし、下ももっと安いやつがあるかもしれない。300円とか?

 まあ、500円から1000円の間で、うろちょろしようかな、という気分になったけど、安いやつになれたら安いやつのほうがいいのかもしれない。味がしないとか、まずいだと、食べられないけど、味はするけど薄いから。でも薄いから、ほかのおかずを食べたくなるんだよな。味がおいしい濃い海苔だと、おにぎりでの満足度が高い。

 海苔の標準の値段がわからない。ここらはかつては海苔を作っていた地域の名残で、海苔屋さんがあるが、故に安いかどうかはわからない。

田舎と東京の話のような

 親がでかいメーカーで、子供のころは田舎の企業城下町ですごした。いまちょっと悲しいことになっている工場があるところだ。新幹線はいまでもないところ。陸の孤島。車がなければ死ぬ。父親は免許はあったが、母親は意地でも免許をとらなかった。それはそれでど根性だ。のちに50前後で東京でとってた。どないやねん。
 高校まではそこに住んで、大学は九州か関西にいくとおもっていた。中三のときに転勤話がおきて、あわてて受験勉強をしはじめて、高校入学と同時に東京へきた。都内では4回引っ越したが、エリアは偏っている。
 高校のとき、同級生に「田舎はなんにもなくて、東京はなんでもいっぱいあるんだよ」という話をしたが、23区生まれの彼らはきょとんとするしかなかった。当然だ。「わからない」から。そりゃそうだ、わからないよな、わかりようがないよな、と思って、それ以降はそういう話はやめた。
 東京はなんでもあるが、それらすべてにリーチできるわけではない、というのは、いまはよくわかっている。街が違えば、買い物にいくことですら暗黙のマナーは多数存在する。変な格好ではいけない。住むとなったらなおさらである。それはやがてお金の問題だとわかった。コンサートも演劇もライブもたくさんあるが、安くはないし、まあまあ若い頃から知り合いに連れて行ってもらうとか、ようするにコネがなければいきにくいところはたくさんある。
 田舎に住んでいたのは子供のところなので、いわゆる田舎のしがらみなどなにひとつわかっていなかった。嫌な思いも、特に得をした記憶もない。親はどうか知らんけど。
 でもずっとそこに住むことはないなと思っていた。
 だってなんもないもん。喫茶店がなかったもん。
 だが東京に30年ぐらい(?!!)たっても、地理的になじみになれる喫茶店はない人生をおくっている。通学先も、通勤先にも、ニアミスばかり。あったのはマクドナルド、ドトール、エクセシオール、スタバ。ちがうちがう、そういうんじゃないの。りぼんで陸奥A子さんに憧れ……


 とまあ、理想と現実はさておいて。
 田舎も東京も、すまないとわからないし、住めば都、やっぱり地獄、それはわかんないから、びびると慣れたとこにずっと住んじゃうんだよな…。