茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

アニメ『キングダム』は最初をちょっとがんばれば面白い

 存在はずっと前から知っている、いろいろ有名な大人気漫画『キングダム』。万年軽薄三国志ファンとしては、気になっていたが、漫画を購入するほど、ではない。アニメは配信にあったので、いちど見てみたが、


 絵が変で気持ち悪い


 ので、わざわざ近づくことはないかなと、いったん距離を置いた。すでに大人気だし。


 それが最近、唐突に見始めることになった。リアルな世界の繋がりから「おもしろいよ」という人が複数いたから、という理由にしようか......。


 そういえば、李姉妹が、途中から絵が良くなっているからみて!、という話もしていたので。ググると、「アニメが変なのは最初のほうだけだ」というネットの意見を見つけた。なるほどぅ。


 最初のしばらくの「きもちわるーーい」を我慢したら、たしかに面白かった。最初の3話ぐらいは本当に絵がひどいし気持ち悪いところがある。徐々にましに、なっている途中だ。
 大人気なのもうなづける。慣れてくると、スタジオぴえろがやってるのもいい感じだと思う。新興勢力より、老舗がやるのがいい。声優さんも良い。テンション高いのは大変そう。


 そう、テンションが高いのだ。概ねそうなのだ。中国ぽい誇大表現に加えて、煮えたぎる血潮の少年マンガのテンションもあるので、ほんとすごい。大変そう。
 よい意味でお約束、王道セリフのオンパレードで、てんこ盛りで。ちょっと疲れるけど楽しい。声優さんたちも楽しそう。いかにもなセリフをろうろうと発するのは、良さそう。
 もちろん現代のマンガなので、まさに息抜きのターンもちょいちょいある。そういうのは、マンガやアニメの良さだなあ、と思う。
 絵については、S1のとちゅうでも、だいぶまあまあみられるようになっているが、これから先はどんどん絵がよくなるらしいな?。とても楽しみだ。


 面白いけど、全体の話は進まない。(完結しない、終わらないということはもう約束されているような)おおまかなストーリーとしては、だいたい予想がつくけど、細部は新鮮で、爽快感が多い。歴史的事実が気になりながらも、いやどこまで気にするべきか、とか、そういう感覚も楽しい。


 と、そのあいまに「ぼっち・ざ・ろっく!」の第一話を見直したりするとこっちもおもしろい。ぜんぜんテイストの違うアニメをみられる。なんてステキなことだろう。そして両方あるから、面白さが増すところもある。最近面白いアニメをわりとがんばってみている。



68巻まででている。7月に69巻がでる。



もう青空文庫に全部あるのかな?



 以下ややネタバレ

 古代中国なので仕方ないけど、男性キャラクターばかりだ。魅力的な女性キャラも登場させているけど、山の民でも戦うもののなかに女性はいない。むつかしいねえ。
 もっと古代には、男女平等のめっちゃ勇猛果敢な国もあった、というような話もどこかでみたが。


 歴史改変はしなくていいけど、女性声優さんが少ないというのが、ちょっと耳が疲れるというか。
 ただ、男性声優さんが、最近はちょいレアなややダミ声のお芝居もしてくれているのはうれしい。(そう考えるとワンピースのモブはもう少しがんばってほしい)逆に、え、そんなきれいな声がでるの?、という人もいるのも、うまい。あの凶悪腹違い弟の子供なのにちょっと不思議な声もすごくよかった。声優さんの選び方がいいのかも。序盤に玄田哲章という強力カードをきってしまっているのは大丈夫なの?といぶかしんでいるが、そんなにでかいキャラクターなのかな〜。


 中国の歴史ものはおそらく戦場を描かないと成り立たない、それはCGを使わないと無理、というのはよくわかる。ぴえろに最初はそういうノウハウがなかったのか、外部からも人をいれなかったのか。序盤は本当にふしぎだが、だんだん上手くなっている、のだろう、と思っている。
 でもそもそも原作の絵もアクが強いので、ガチでそちらによせていくと見辛いという話にもなるのだろうか(これは趣味の問題)。進撃ぐらいの塩梅で。どんな塩梅だ。