あいかわらず我が家でのぼざろブームは続いている。
主人公たちの髪の毛の色は、ピンク、黄色、青、赤とカラフルだ。センターは戦隊モノではないのでレッドではなくピンクだ。バンド上はセンターはレッドなのだが。女児向けアニメでは、センターカラーはピンクが王道である。
ぼざろは大人向けのアニメだ。女子高生が主人公だが、アングラだし、飲むのは大人だがお酒の話がでてくるし、完全に大人向け。だが外見は、ビジュアルはとても昔からの女児向けアニメだ。
むかしからの女児向けアニメといえば、そう、魔女っ子じゃん。だから落ち着くし、なじむ。
主人公はちょっとおっちょこちょいだけど、いざという時には超人的パワーを発揮する(?)。周囲の人たちは理解のあるいい人たちばかり。ぼざろには悪役はいないが、クリーミィマミにおけるネガ、ポジ的キャラクターがいる、そう、ギタ男とギタ子がいるじゃないか。ならば悪役的役は、いるとするならばぼっちちゃんの脳内でしょうか。
魔女っ子アニメはマドマギ以降、すさんだジャンルになっているという。戦う、しかも終わりがない、絶望的なものばかり。あの輝かしい魔女っ子たちはどこへいってしまったんよ。セーラームーン? ちがう、あれはもうアメフトだ格闘技だ。
と、ぼんやり思っていたら、復活しましたわ、ぼっち・ざ・ろっく!で。
作者はそこまで歳ではないと思うし、おそらくリアタイで魔女っ子をみた世代ではないと思うので、これはまったくパーソナルな話です。
しかし、キャラクターの色使いはとにかく、魔女っ子感が強い。なつかしくはないが、違和感がなさすぎて怖いの、ワシ。声をあてている人たちもみんな若いのに、なぜ、どうして。流行がぐるんとまわって帰ってきたのかな、そうかもしれない。知らんけど。
というわけで。
「ぼっち・ざ・ろっく!」は、優れた音楽アニメであり、かつ、なんとなく失われた魔女っ子アニメの雰囲気もあるよ〜と個人的には思っている。ただし楽器がいきなり弾ける魔法はない。