茶ぶろぐ ただのにっき

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西研特別授業『ソクラテスの弁明』を読んだ


 kindle unlimitedにはいっていたので読んでみた。面白かった。高校生のときに出会いたかった。出会ったら人生かわっていたかもしれない…。


ソクラテスの弁明』は一家に一冊ありますか? なんと、我が家にもありました。基本らしいので買ったということでした。発掘したけど、まだ読んでいない。うっすい本。
 薄い本といえば、カフカもちゃんと読み切っていない。字が小さいからだ。
 哲学がわからない。大学で哲学の講義をとったらあまりにもわからなくて面白くなくて挫折した。高校生ぐらいで、この本のような講義があれば、楽しいと思ったかもしれない。哲学がわからない、というコンプレックスのようなものがあるので、うちには何冊か哲学の本がある。そしてたいして役にたっていない。かつて「ソフィーの世界」を読んだ記憶があるが、途中で挫折したよーな気がする。面白くあんった。読んでもわからないからだ。辞書的辞典的に説明しているばかりだから、いけないんだわ、とこの本を読んで思った。名前なら世界史ていどでいいのである。それぞれどんな話なのかというのは、入門者向けの面白い書籍でなければならない。 
 今回は面白かったので、つづけて同じ人の他の本を読んでみようかと思ったが、そういえば、初心者向けの論語をまだ読んでいる途中だった。
 なぜいまさらこの年になって、そんな本をあさりはじめているかというと、オリンピックとかcovid-19とか格差とか、なんだかあまりにも、自分がなんとなく思っていたまっとうな社会のあり方と現実に差があるので、これは自分がおかしいのだろうかと考え、基本が足りてないのは確かだと、古典や基本を読んでみようかと思ったからだ。
 つうてもツアラストゥラは下巻の途中で挫折しているし、論語もゆっくりだし、ソクラテスは入門の入門で本はあるがまだ読んでいない。哲学のはじまりにも入口にもたっていない。
 なんとなくもしかしてと思いはじめているのは、「対話」の足りなさだ。だって社会的ひきこもりだもの。だがしかし、あのまま会社で会社員を続けていても、対話もなにもないままだったろうは確かだ。環境も自分も問題だった。「対話」というのは他者がいなければ存在しないし、哲学というのは、自分の周囲に対するほにゃらからしい。
 だがどうしても気になるのは、読んだ本の最初にも書いてあるが、まあ恵まれた人たちが社会やひとのあり方について考えはじめたのが、最初っちゃさいしょなのだ。経済的にも肉体的にも恵まれている、奴隷もいる。

「はあ」

 な話だ。そして彼らはみな男だ。
 現代の歴史観においては、人類は数千年さかのぼらないと、辻褄が合わない。現代は女性哲学者もいるだろうけど、そこに私が出会えるのは、どれくらい先かわからない。