茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

記憶にない頃の旅

 ラスベガスにいったことがあるかと尋ねたら、あると。それは0歳から2歳のあいだのことだから、何も覚えていない。ラスベガスのホテルに入ったら、こどもを連れてこんなところにくるなと怒られた。トイレを借りにいったとのこと。デスバレーやグランドキャニオンにもいったらしい。

 そのころの保護者ずはいまのじぶんよりもうひと回り以上若い。若くて若かった。ひたすらに。四十年以上昔に、幼いこども2人を連れてそんな旅もしてみれば、その後のあれやこれやなどずいぶん楽勝だったかもしれない。いやそんなに波乱万丈ではないし、こどもは帰国子女になっていないし、英語もぺらぺらではない。

 そのころのワイはさぞキュートでふわふわでかわいかったことだろう。知らんけど。 

 異国の地に立ち、風をあび、水を飲み、育ったわたしは、大都会の片隅できょうだいではいちばんへなちょこになってぼやぼやしてすごしてる。

 へい、いつだって、世界中どこにだって行けるぜ。行こうと思えばというより、行くとなれば?