茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

答辞はないが送辞なら書いたことがある(あるいは缶詰めの思い出)

 便乗コネタ。


 中学2年生のおわりに、見送る側の卒業式で送辞を書いて読んだ。答辞は男性生徒が読む、自分は女子で生徒会の副会長をやっていたからだ。
 送辞を書くといっても、お手本とか、こういう感じの〜とか、あるよね〜、とのんきにかまえていた。だってそういう立場的なもので自動的にふってきたタスクだし。
 だが、
「そんなものはない」
 と、言い渡される。とりあえず何も見ないで、書けという。いやちょっとくらいなにか、卒業式の送辞なんてみたことないし、イメージがないし、とか、ぐだぐだ訴えたはずだが、とりあえず書けという。

 1時間ほど広い教室にひとり、缶詰にされた。
「えー?!おー??」とはじめはテンパっていたが、文字通り頭を体をうねうねひねりつつ、無理やり書いた。
 いちおう書いて、ちょっと添削とかしてもらった気がする。
 その出来はどうだったのか。
 ワイを缶詰にした先生は当時の担任で、たまたま国語の先生だ。とりあえず書いた送辞の文章に、はっきりとした評価は言わなかった。アホの子なので、いいことをいってもわるいこともいってもややこしい、とわかっておられたのであろう。クレバーだ。

 本番は、まあまあの感じでやりおえた。だって送辞ですから、主役でもなんでもない。目立たず、酔わず、適切に真摯に。
 終了後、二、三人の先生に、よかったね、とか言ってもらえたような気はするが。まあ、ご苦労さまぐらいの感じであったと思う。


 本当になにも資料をみないで、缶詰めになって、「ぐぬおおおおお」と捻り出したのは、これっきりだ。