茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

超安全走行スケボー兄さん

 近所に非常に安全走行をするスケートボードのお兄さんがいる。顔をちゃんと見たことはない。20代からアラサーか、背は高くて(スケボーに乗ってるので高く見える)太くはない。

 おそらくは、非常なスケボー愛好家だとこちらは勝手に思っている。リュックに小さいスケボーをいれて、もう少し大きいスケボーにのっているのを目撃したことがある。

 最近見かけたのは、小型のものに乗っていた。小型でかつ静音タイヤなのか、それとも、単に暴走しないからなのか、音が静かだ。すう〜と通り過ぎてから、あれ?となって視線を前方にむけると、ハイパー安全走行スケボーお兄さんを目撃できる。自転車でもなく、ランニングやジョギングする人のような速度や揺れもなく、すー、と、通り過ぎていく。

 

 先日は新たな発見があった。

 その人は、急発進急停止をしないのだ。ゆっくりふわりと停止して、同じように発進する。極めて住宅街での走行に適した速度で走っているだけでなく、ゆっくり発進、停止だ。すごい気を使ってるなー、と、また感心した。

 

 アスファルトの上を走行すれば、たいていのスケボーはうるさい。遊んでいる子供がたまーにいるが、その音がとにかくうるさいし、ギャっと音を立てて止まったりする。なんやのあれ。

 その人はそういうのがぜんぜんない。

 どういう人なのか謎だ。いちどスーツだったこともある。

 

 家が遠いからどうしてもスケボーで駅前まで行きたい、変な人には気付かれたくない、事故などもちろん起こさせない。のような、静かな緊張感がある。姿勢がいいからなおさらある。

 あまり目撃する機会がないので、飛行船や貨物列車みたいに、ラッキーレアアイテムになっている。

 

 スケボーでうるさいガキンチョたちよ、乗るときはああいう大人を見習いたまへよ。すべてにおいて聖人ではないだろうが、安全走行するときのその人はそれについてはとてもえらい。