茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

M-1の令和ロマンをたまたまみた

 M-1は積極的にはみない。以前はまだもう少し積極的にチャンネルをあわせていたが、最近はそういう気分が減っていた。緊張感とか、がっついているかんじ、熱い、ギリギリヒリヒリな感じが、ダメなときはダメだからだ。コンテストだから緊張感はあってしかるべきだが、みていてしんどいときはある。でも今田くんがいっぱい仕事するのは面白い。
 それでなんとなく、ザッピングの途中、チャンネルをあわせていたところに、トップバッターが始まった。
 すると普通に面白い。ふつうの漫才みたいに楽しい。ふつうに楽しそうで、ふつうに笑えて、なんども笑いがおきていて、見終わったあと、ちょっとした爽快感があった。点数もみたが、一組目なので、良いか悪いかわからない。その後、すぐにチャンネルを変えた。
 しばらくしてまたチャンネルがあったら、令和ロマンが点数は抜かれたりしつつも上位に残っている。どうなるかなと思っていたら、決勝に進むこととなった。

 決勝の順番は、フィギュアスケートと同じ、点数の低いほうから順にする。なんとなく流し見だったが、再びのトップバッターの令和ロマンは面白い。スマホを見ながらでも、結局テレビのほうをみた。
 さや香は全然ダメだと思った。邦ちゃんのフォローがやさしい
 最終的に、接戦で令和ロマンが優勝した。ヤーレンズとどっちがいいかはよくわからなかったけど、笑いは令和ロマンのほうが起きていたかも?。
 上位三組の印象はわりと似ていた。令和ロマンの特徴はとくにないといえばない。ただ若いという大きな特徴はある。また、滑舌や発声がとても聞き取りやすくて、言葉も、ガシャンウィーンとか擬音もキレがあってかなりうまい。


 今朝、令和ロマンはDayDayにもでていた。ちょっと疲れている感じだが、ちゃんとこなしていた。フリートークのきれがすごい。これから1年間、その先、本当にどうなるかは、結局また彼らはがんばるしかないわけだが。
 漫才はどちらかといえば、優等生だ。表現はこれからもっと磨かれるだろう。芸能界で、テレビで見える範囲で活躍していう人は、漫才以外も上手くて、立ち回りのうまさや好感度、加えて、ちょっと逸脱したところがある。カタギじゃやっていけないだろうな、という感じ。
 令和ロマンはまともすぎて、ある日いきなりやめても、全然社会人で働いて出世しそうな感じがする。そういう気配がなくなるほど、おかしくなれば、もっと面白くなるだろう。好感度の高い芸人さんでも、どこかおかしい人のほうが、長く続くものだ。


 世の中にはいろいろな芸術芸能があるが、基本的には、受け手の感情の種類は指定されていない。お笑いというのは、それがまさに「笑い」に特化されている。そこに向かって、ヒリヒリギリギリの緊張感をもって挑む。笑いを導く側はまったく笑いごとじゃねえ、というのは、ありがちなはなしだが、それでも当人たちのなかにも笑いがあるほうが、聴衆は笑いやすい。
 伝説の??漫才や落語の人たちは、ステージにでてくるだけで、笑いがでてくるという。それは観る側の期待もあるのだろうけど、しゃべりだす前の、全身から、笑いを誘うのだろう。


 令和ロマンは経歴的には、社会的エリートで笑いのエリートらしい。なんだか覇気がある。長く日本は停滞して疲れていたけど、そういうのとは違う、とりあえず上向きで前進している感じ。そういうものはとても貴重なので、いますごくいいかもしれない。こういう雰囲気のテレビに出る人が増えてほしい。(すべてM-1とDayDayをみただけの印象デス)