茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

駄文だらだら:フリーレンのダンスシーン

 本編を見る前に、ツイッターなどで「ダンスシーンがすごい」とか、見てしまったのが、よくなかった、かもしれない。期待値を上げ過ぎた。

 それを横においておいたとしても、疑問符がぼんぼんぼんと飛び出したダンスあれこれだった。
 どこかに話題になっていたが、フリーレンの服装とか、いったいどういう時代辺りを想定しているのだろう。けっこう昔をイメージしていたのだが、19世紀後半から20世紀??、と修正。
 ファンタジーというだけで、昔をイメージしていたほうが悪いかもしれない。
 ハガレンもわりと近代のイメージだし。

 魔法が代わりに発達する世界、というのは、科学技術とのずれのようなものがでてくる。FF16もちょっとそういうのがある。くわえて今回は、フリーレンが使うものとは異なる、女神の魔法がでてきた。そっちのほうがいわゆる魔法であり、フリーレンの使うものは、科学技術に近い。

 なるほどね、と認識をあらためた。

 フリーレンのダンスシーン、と聞いて、無意識にもっと昔なイメージをしていたら、そもそも楽器を弾いている人たちの装束とか雰囲気が全然ちがって、ダンスも全然ちがって、「はっ」となった。傲慢と偏見ぐらいじゃろか?
 にしても、楽器を弾いている人たちの絵は一瞬だったけど、全体的にハイクオリティだけに、おしい感じがした。古楽器の演奏とか雰囲気を参考にしたほうがよかったような。ロマン派の頃でも、たぶんあんなじゃないような......わからん。

 という、中途半端な西洋音楽史警察ごっこ。ダンスは、ダンスも、ちょっと、時代のイメージが違うにしても、なんかちがった。多分、あれだけ動いているのに無表情なのが惜しかった。そういう絵柄とはいえ。ダンスをするとき独特の緊張感のある顔の無表情さとか必死さとか楽しさがでていたらよかったかもしれない。

 アニメにおいて、アクションはなんだかいろいろいわれるけどさ、まあ、それ以外はそうでもないわけよ。宮崎駿の作品になると、隅から隅まで、一旦飲み込んでかつ監督のフィルターを通してでてくるから、そういうところが格の違いがある。
 でも音楽とか、ダンスというのは、伝統的に、映像やアニメのなかでは、非常に大事。アクションのほうがずっと最近じゃん。盛者必衰ということかもしれないが。

 今回の一瞬うつった器楽奏者たちのシーンをみて、わずかでも、雰囲気がでるのだなと思った。描いた人たちはちゃんとしている。参考にしたものの雰囲気を掴んでいる。でも、近代ぽいのが惜しい、と思う。そもそも映像ないじゃん、と言われそうだが。古楽器ってなんか、まるっこいんだよね、全体の雰囲気が。弓がちがうのが大きい。


 素人の雰囲気お気持ちコメントの列挙が続く...・


 ファンタジーがはやるなら、西洋音楽の古いやつもはやれよwww、と思う。イコールケルト音楽とはちがうぞ。

 あれ。フリーレンの音楽はちょっとそういう欧州中世ぽいところもあるじゃん......となると、やっぱりダンスシーンだけ時代が歪んでいるようだ。まじで、いつの時代なのか? うーぬ。
 北で辺境で社交界という設定が余計に、戦争と平和とか?? なんかちゃんぽんだよなああああ

 こっちの頭もちゃんぽんだし、そもそも所詮ファンタジー漫画だしそんなことに頭使ってもしょうがないし。なぜならば、ある程度売れることも意図して作らなければならないから、時代とかの感覚、辻褄があうことが、そんなに大事かというとそうでもないし...。でもなんでもありだとどんどん興醒めするんだよね。なぜかしら。ふしぎだわ。

 ハガレンのほうが、雰囲気的に時代感の調整がうまいかもしれん。フリーレンは漫画はふつうに面白いけど、こんなに金をかけてアニメにしてゴールデンでおすほどの作品なの?と思うけど、実際話題になってこうやって便乗しているのだから、時代の波にのった経済的に優れた仕事なのだろうか。EDもみんなのうたみたいでステキだし。


 時代のヒット作というのは、振り返ると、あれこれ似てしまうのかも。寿命がのびたり、コンテンツとしてずっと続いたりするから、本当に面白いものかどうかなど、もうなかなか見極められないかもしれない。(その当時めちゃくちゃヒットしたけど読まれたり観られなくなったものはたくさんあるらしいから、何が時代を越えるかは、時間がたたないとわからないし、それだけが優れているというわけでもない)