茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

日本人ごはん作りすぎ問題

 先日、ドイツの食生活についてのまとめ記事をシェアしている方がいて、普段は見ないサイトだけど、気になって見に行った。
 そしたら、すごくふかくどよんと考えさせられた。


 ドイツ人のご飯は質素で、ジャガイモ、ソーセージ、キャベツ、パン、冷たい、みたいな話はむかし聞いたことがある。きょうだいが、夏の短期間であるが留学したからだ。どれくらい大変だったとか、ちゃんと聞いた記憶がない。なんでだろう。多分自分は自分で自分の生活にてんぱっていたからだろう。折に触れて、この話は思い出していたが、今回の話も、それを裏付けるようなものだった。(ただし、全部おいしい、日本でイメージするのとはちょっとちがう、だけど。パンもソーセージもワイは大好き。日本で食べると高い奴ら)


 それで、最近たまたまNHKで、腸内細菌を増やすとかいうテーマでテレビ番組をやっていて、そこで模範例とか理想的な食生活の高齢者家庭が紹介されたが、そりゃもううんざりした。そもそも食生活が豊かな土地で、時間もお金も体力に余裕がある奥さんががっつり料理を作っている。それをじいさんも食っている。
 材料費、調理の手間や時間などにおいても、とても真似できるものではない。それで実際に取り入れるには、とか説明をしてるけど。ちゃんちゃらおかしいでしょ。


 さりながら、健康については考えなければならないし、買い物献立作成調理ばかりにリソースを割いていられるわけがない。現実問題、金がない、そもそも、売っていないものもある。
 どうも、子供の時よりも、食生活が貧しい。それは、むかしが豊かだったのか、実家が太いかったのか、田舎に住んでいたからか。いろいろ理由があてはまるが、ともかくも、自分は親とは違うので、同じことはできないし、もうとっくに子供でもない。
 この先の人生、健康と楽しみを日々の食生活に、どれくらい求めるか、リソースをさくか、という非常に面倒くさく、避けて通れない、本当にこの先タンパク質を十分に摂取できるのか、とか、問題がもりだくさんである。


 ドイツの例では、火を使わない料理の日、というのは、本当にすごいと思うけど、「え、電子レンジもつかわないの?」とか思っちゃった。そういう話ではない。中華圏は、冷たいものは食べないという。日本は湿度が高いのになぜ進化したのか弁当文化。この先は廃れるかもしれないけど。


 日本では、この先どうしたらいいのかなあ、と思う。美味しいものは食べたい。だが、それは毎日求めてもしょうがないところがある。でも仕事をするには、ちょっぴりウキッとするものがないと、やってられないと思う。歳をとって明らかに食べる量は減っている。舌も肥えてきている。どこかでみたようなことがあるものは、そんなに感動しなくなっている。でもほんとうに美味しいものがあることも知っている。日々のジャンクなものも美味しい。それらをどのていど、どんなバランスでとりいれるかだ。
 理想としては、日々はちょっとヘルシーめで、つまみはひかえめ、時々ジャンク、時々フレンチのフルコース(もう無理かな何年も食べていない)とか。


 つらつら考えて、それで、うーんと、なにがどうなんだとか、とくにオチはない。腹をひっこめたい。