茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

インディ・ジョーンズが描く夢(映画の感想)

(多少ネタバレあり)

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』観てきたぜ!
 中年以上は必修ではなかろうか、たとえ150分もあっても。がんばるんば〜。
 IMAXレーザーの字幕(T田さん)で見たけど、早口だしアクションが多いので、迷っている人は吹き替えでもええんじゃないかなー、と思った。自分もちょいと迷ったよね。吹き替えのほうが圧倒的にみているから。


 レイダース(81)、魔宮(84)もスクリーンよりテレビで親しんで、最後の聖戦(89)も映画館では見ていない。子供だったし田舎にいたし。スカル(08)と今回2023年は映画館。

 1と2はずーっと前後の順番を間違えるくらい雰囲気は似ていて、3作目は親子ものになりちょっと趣は変わるが、基本的には似ている。4作目は息子がでてきたけどあんまり親子感はなく、5作目ではあんなことになっていた。
 2作目から40年とは、すごい。そもそもハリソン・フォードは遅咲きで、というのはよく言われる話だが、それにしてもこんなに魅力的な中年ヒーローインテリ?キャラは、結果類を見ないような気がする。ハリソン・フォードがえらいのか、マーベルが悪いのか。
 でもインディジョーンズもディズニーなんだよなあ...。まあ、内容はぜんぜんそういう気配はなかったとは思うけど、どうなんだろ。


 運命のダイヤルは、とても面白かったし、長さを感じさせなかった。つぎはどうなるの?、というドキドキと、いつまでもこの時間が続いてほしいという不思議な感覚があった。


 序盤の若いインディのアクションシーンはまじめちゃくちゃでめちゃくちゃで案外残酷なのも相変わらずで、車両がかわるごとにいろいろあるのも面白い。
 そしてヒロインではないのだが、とても美人でクールなお姉さんが、序盤はちょっとひっどい立ち回りで、後半へ行くほど猛烈なアクションのメインキャラとなっていくのが、個人的にはいいなあ、と思った。タイミング的にルフィにみえてしまう少年もとてもいい。
 突然唐突に弱音を吐くインディもいいし、若造&コテコテの悪役をビシッと決めるコスプレ要員もこなすマッツも大変いい仕事している(貴重な人材なのでなんとか大事にしてほしい本人も周りも)。
 そうえば前作も派手にムーぽくなっていたが、今回のあれはなんだか泣ける、せつないのが、とてもいい。


 インディの人生は終盤も終盤に差し掛かっているようだが(定年ていくつ??)、冒険に終わりわない、という言われてみればそりゃそうだよな、というはっきりとしたメッセージを示してくれた。
 ハリソン・フォード相手だとマッツもまだまだ若手なんだよな...、てなると、まじ人生は長いし冒険が終わるわけがない。


 うまくいくことばかりではなく、それでも情熱と勢いは収まることがなく。条件反射的に諦められない、つきすすむしかない。敵を次々に作るし、口は悪いし...。


 そういえば、どうやって濡れ衣は晴れたんだろ? 誰かが裏でなんとかしてくれたとか?
「こまけえこたぁ、ええんだよ」が映画を見ている途中でなんども脳裏をよぎったが。


 興行成績はまあまあらしいが、いやこれ、話ほぼそのままで、主人公がもう少し若かったり、若い人がやっていたら、抜群の面白むーびーじゃん。主人公が年寄りだと、観ない人はずっと観ない。まあ、しょうがないのかもしれないが。楽しい時間が好きな人は、10代でも20代でも観に行けばいいのにな。


 インディジョーンズお約束の、ハラハラどきどきはてんこ盛り盛りなんだけど、一番きっつー!!かったのは、海のシーン。もうハラナラドキドキを通り越してまじ酸欠になる気分だった。海洋アドベンチャーは控えめでいいっす!w