茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

シャークネードの『シャークネード』

 アマゾンプライムにいつのまにかきていたので、ずっと観たいと思っていた、シャークネードシリーズの初代らしい『シャークネード』を家事をしながら流し見した。
 わたしとシャークネードの出会い、それは当然ながら、テレビ東京午後のロードショーであり、はてなハイクの存在も欠かせない。(ハイクがなければ、ありとあらゆる未開拓映画を観る勇気は与えられなかっただろう!)シリーズ初期の作品は、みたことがなかった。3か4あたりを、一回以上は見かけている気がするが、それは午後ローしだいなのでよくわからない。
 いまWikipediaをみたところによると、映画ではなくテレビ映画だった。ずっとそうらしい。だとしたら、そのわりにはイケてる映画じゃない? 午後ローはテレビ映画かどうかなんて、ぜんぜん気にしていないようデス。
 そういえば、先日『ザ・リング』が放送されていたが、なんと吹替が、関俊彦さんがでていたものだったらしくて鈍いショックをうけている。予告されていたソフト版ではなく、オンエア後にしれっとかえられていたそうな…。反省して午後ローかBSテレ東でもいっかい同じのを放送しなさい。
 閑話休題。シャークネードの『シャークネード』は、冒頭わりと普通のただの映画のようだった。全体的に、自分が知っているいわゆるシャークネードなノリは少ない。だがはなしが??すすむにつれて??笑いのツボをおしまくってくる。それ本筋に関係ないだろ!、な唐突な短い会話が唐突にぶちこまれて、不意を突かれて笑ってしまうのだ(老人ホームとは)。テンポ感は独特だが、いかにもいやなキャラクターが登場してほとんどすぐにアレするタイミングはかなり絶妙でいいと思うのだけど。展開が唐突というわけではないのだけど、(唐突だが)脚本は「ハ?」な瞬間がいろいろあって、吹替をしている人はどんな気分で演じているのだろうと、ほんときいてみたい。
 この吹替がそもそもこのテレビ映画の価値をややこしくしている。主人公は堀内賢雄さん。アニメや吹替でいろいろすり込まれすぎていて抗えない吸引力。その他の皆さんも、洋画洋ドラでバリバリ感が強くて、明らかにオリジナルより質の高い映画にしてしまっている。いや、オリジナルで観たことないですけど、字幕でみるほどの集中力も知性も教養も胆力も足りないもので。
 そういえば、オリジナルより格段に質をあげすぎてしまっているといえば、『コンゴ』である。こっちにも堀内さん。どうみてもくっそアレなのに、吹替が豪華すぎて魂が抜かれたようにながめてしまうのでオススメ。
 閑話休題。シャークネードは吹替が面白いから、あるいみ脚本も面白いから、コナンを流し見するがごとく、家事のBGVにちょうどいいのである。
 2作目の『シャークネード カテゴリー2』はいま観ているところだけど、だいぶ自分が知ってたシャークネードのイメージに近い。1作目に比べると、だいぶはっちゃけてテンション高まって、それでも妙に映画ぽい台詞とか会話をいれようとするところなど、とても楽しい。
「サメが空から飛んでくる」が発端なのかわからないけど、こういう映画作ってしまえる、何作も完成させ、日本でしっかりした吹替をつけさせてしまう吸引力は半端でない。随所で笑ってしまうので、疲れているときにみれば元気がでる。頭をからっぽにして何度でもお気軽に楽しめます。
 ※めも※ 三上哲さんは3作目『シャークネード エクストリーム・ミッション』から。4作目まではアマプラにあるらしい。イヤッホオイイイ!!!


 念のためにいっておくが、この映画に予習は不要。Wikipediaなんか吹替キャストを確認する以外につかっちゃだめだ。

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