茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

暑い暑い夏の日に放送大学の試験を受けにいったがその前後の話

 予想最高気温が35度くらいの日。
 放送大学の試験を、二教科目を受けに行くために、昼過ぎの、一番熱くなる頃に、家をでてバスを待つ。5分以上バスは来なくて、あっというまに汗でびひょびひょになった。
 駅について電車を待つ間にまたひと汗、品川についたら、「山手線が止まっている」という情報が流れていた。浜松町でお客様を救護だなんだの。頭が朦朧としたまま、地下鉄とか他のルートをさがさねば、とりあえず降りなきゃと降りた。頻繁に電車にのっていたころは、自分が往き来するあたりの大ざっぱな路線図は頭に入っていたが、いまはとくに何も浮かばない。路線図ももっていない。混乱しながら、気づいた。降りてから、そのまま乗って新橋までいって地下鉄に乗らなければならないのだと。
 それでまた、京浜東北線の乗り場で待ったが、またしたたりおちるような汗をかいていた。二度目の京浜東北線にのって、よくよく案内をみると、山手線は内回りが止まっているということだった。内回り?、内回りってどっちだ?? 混乱しながらiPhoneで調べると、渋谷へいく方、外回りは動いているようだった。頭が余計にカーっと熱くなる。そのまま品川で乗り換えて外回りに乗れていたのだ。
 だがしかし、次の田町で山手線に乗り換えればいいのだと冷静なふりをして頭をきりかえた。田町の乗り換えで、またドチョパーと汗をかいていた。幸い山手線はすいていて、乗ったら吸われた、座ることができた。渋谷までいくあいだ、電車のなかは快適だった、と思ったら、そうでもなかった。扉が開くたびに、猛烈に熱い空気が入ってくる。人もふえると、あっというまにクーラーの意味があんまりなくなってしまった。
 一番熱い時間帯の、渋谷の駅は、街は、心なしかすいていた。もともと余裕をもって現地に着くつもりだったのもあって、30分ほど前には現地についた。
 だがしかし、道玄坂を上ったあとで、汗はかきっぱなしである。こんなに道玄坂に街路樹があってありがとうと思った日はなかった。試験を受ける控え室はまだ涼しくてよかったが、試験を受ける教室は、まるで長い間つかっていなかったようなくすんだ空気と微妙な空調で、汗はいよいよじっとり気持ち悪い。そんなところで、受験した。
 試験のあと、ちょっとうろちょろして、帰るとき、山手線は混雑してきたらやっぱり空調がきかなくなっていて、本当に気持ち悪くなってきてしまった。(思えば疲れた心身に栄養補給するつもりでスタバで抹茶フラペチーノをたのんだのがだめだったのかもしれない。座って休憩したかったがどこも混んでいたし、スタバはたちっぱなしだし、試験のあいだでいったんからだはひえていたのに、何年に一度ものまないフラペチーノに手をだしてしまい、しかもふだんは避ける抹茶である。美味しかったけど、状況としては不適切だった。)脳貧血のような感じ。ダースベイダーみたいな呼吸をしそうになっていた。
 品川で乗り換えるとき、ホームは上り以上に地獄で、一本みおくったのに電車のなかは暑くて品川から乗ってきたこぎれいにしているサラリーマンたちの異臭がすごかった。香水なのか、汗ふきシートなのか、服についている匂いなのか。なんでもいい、匂いはつけるな、金のAgで汗の臭いだけ極力抑えてくれ。
 駅でおりたら、がぶがぶとぬるくなっていたポカリをのんだ。それでぎりぎりもちこたえた。
 一日に何度滝のような汗をかいたのだろう。
 毎日仕事にでかける家人にえらいなあといったら、「おとなですから」といわれた。