茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

アニメ『バナナフィッシュ』をみていない

 初回はみた。本編がはじまるまえのCMで、これから放送するその回のネタバレは笑ったし、そもそも始まる前から誠意がないなとは思った。
 初回はみて、思ったほど悪くないじゃん、という率直な感想。でも続きは見る気になっていない。良いも悪いも感想をみかけないからだ。ちらほらみかけるのは、とってつけたような提灯記事や、アクセス数稼ぎのようなタイトルばかり。すごく悪くて叩かれていたら、見る気になったかもしれない。絶賛されていたら、自分の曖昧な感想は棚に上げ、あぁ面白いね、いいなじゃない、とか、無意味に上から目線で、視聴を続けていたかもしれない。
 もう二度とみたくない、わけではない。それなりに気になるから、いつかみようかな、ブランカがでてきたら見るかもな、とか、てきとうなことは考えている。(森川さんだから期待していたのだけど、『コラテラル』のトム・クルーズの吹替をみたらだいぶすごい満足してしまった)
 アニメ雑誌の表紙になったり、コラボがあったり(ミニオンはマダー?)、いろいろにぎやかだし、のじまさんは中の人だし、リツイートしたりしらせてくれる。アッシュの声もうまいと思う。周りのキャストもてっぱん安全牌。
 何か不満が?
 スマホをもっていることとか?


 あの漫画をアニメ化することは、いろいろ難しい点が多い。ひとつはもちろん内容の濃さ故だ。時代を変えてしまったことで、そこはもうスッカスカにスルーされてしまった。これは資本主義の商業主義のあるいは能力が不足する故の悲しみなのか罪なのか何なのかよくわからない。できるひとがいないものはできない、作る能力がない人には作れない、じゃあなんのために創るのか。
 もう一つは、原作自体が、最初と最後で絵の雰囲気がずいぶん変わっていることだ。最初のほうは、「少女漫画か??」とつぶやかずにはいられないほとんどAKIRAの絵だった。それが次第に少しずつシュッとして、さいごはしすぎてしまった。よって中間が親しみやすいといえばそうなる。読者のなかには、どのようなアッシュのイメージが強く色濃くあるのだろう。


 いつか見る。Amazonで配信されているあいだはいつか見る。と思ってる。配信停止の知らせがきたら、あわててみるかもしれない。
 とはいえ、アニメ「化」といっても、漫画を原作にしている別の作品なのだ。義理立てして無理して見ることはない。文句をつけるためにみるのも嫌な話だ。
 それでも積ん読みたいな気持はある。そして忘れたころに、作品をみて、「めちゃくちゃおもしろいよ、はやくみればよかった〜〜」なんて調子のいいことをいっていたら、幸せなんじゃないかと思う。