茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

『BANANA FISH』発表会の感想めそめそひとりごと

 19時になるのをワクワクテカテカしながら待っていたら、いきなり家のWi-Fiがおちてあわててつなぎなおし、そのあともつながりがよくなくて、肝心のキャスト発表の瞬間、PVがでる瞬間を見損ねて、ちょっとおくれたら野島健児さんの名前だけ視界にはいり「おお」と驚いていたら、そのあと本人たちが登場してきて「おっふうう」となった。内田雄馬さんは存じ上げなかったけど、お話している声の感じはとても良かった。あと平田広明さん、石塚運昇さんについては、またか、もとい、てっぱん、うーん、まあ人気者、旬の人、安全牌、という感じ。


 まあ、好きな作品に、気になっている人が声をあてる。そりゃもう、そりゃもう有頂天になりまして、あほかというほど、やはりうかれていて、その間も発表会の配信は続いていて、しかし動画は途切れ途切れで、そして終盤に、


「時代は現代」



 はい消えたーー……




 世の中には、

  • アニメを商品として作る商売をしている人
  • 商品としてのアニメを作る人
  • 作品としてのアニメを作る人

がいて、みんな違うんだよ、みんな。
 そりゃ、さ、この世界の片隅に、みたいにさ、原作を死ぬほど再現しつつ作家性をぶちこみまくるようなさ、そういう作品はさ、10年に一度も20年に一度も、ありませんよ。わかってますよ。わかってるけど。


 それはないぜ?!な雰囲気の方々がふわふわと漂っていて、もうそのあとにでた監督インタビューとか端々見かけるだけで泣けてくるから読めなくて、あの発表会のゆるさも気になって、内田さんがちょっとうかれるのはわかるけど、その他の人たちが視界もふわっふわだし、野島さんはひとりちょっと神経質にみえて(ただのお疲れ?)なんかもう。



 うれしいから
 その二倍以上の深さの大地の割れ目に突きおとされて


 最後までみられなくて、あれだけつながらなくてやきもきした配信を自らきった。


 一晩だったら、笑っちゃうほどどうでもいい気分になっていたけど。



 そもそも、ノイタミナで自分が気になったアニメは、ことごとくおもしろくない。のだめ、もやしもん、はちクロ、Fになる。ぜんぶ原作持ってて読んでる好きな作品。ぜええんぶ面白くない。
 その点にかんしては、期待した自分はバカだった。


 しかし、あんなにも、あんなにも豊かで深く繊細な作品を「キャッハー?!!」なノリで粉砕する自分と同じ年頃??の女性たち。
 住む世界が近くて、遠い、遠い、遠い……。


 絵だけ描いて、アニメだけ作って、商品にして、そこまでたどりついたのだろうか。いや、何にたどり着いたのだろうか。頭空っぽにしていま売れる商品つくるよつくればいいんでしょー? それが楽しいよ〜?!! ってかそれが仕事だろ??? みたいな感じなのかなあ……。売れないと作れないし、作れといわれたものを作るのも職人だけど。実写映画もそうだけど、監督は職人かつ作家でいて欲しい。


 自分たちがわからないのを視聴者のわからないのせいにするのが、ひどいみにくい、フジテレビ的。そんな仕事していて、生きづらくならないの? フジテレビどんどん死にむかってるじゃんよ。

ムーミンの声や吹替についてあるいは野島さんと白熊さん

(敬称略)


 ムーミンの声といえば、誰ですか?
 高山みなみ!、ではなく、岸田今日子なのです。
 絵が怖いとか原作者がなんとかいおうと、とりあえず岸田今日子だ!。


 よって、高山ムーミン(作品全体)がてっぱんではない。確かに高山ムーミンは、アニメーションとしては、理想的かもしれない。しかし、岸田ムーミン(1969、1972)は、絵があんなにもかかわらず、Wikipediaによるといろいろ問題はあったようだが、ムーミンをひろく日本にひろめたのは間違いない。厳しい条件下にもかかわらず、あの世界観を伝えたのは、岸田今日子なのである。


 という大前提に立って、パペット・アニメーション。どうもおかしいなと思っていたら、2009年公開の『夏まつり』はいちど野島健児になっているが、2015年の『彗星』は高山みなみになっているのである。かつ2017年の『 映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は、そのどちらでもない。(これは『冬』を原作にしているんですかね?)


 そもそも、いろいろあるし、日本にはいってきた順番があれこれでよくわからない。


1969年 日本でTVアニメ(岸田)
1972年 日本でTVアニメ(岸田)
1979年 ポーランドでパペット・アニメーション TVシリーズ(作者監修らしい)
1990年 日本でTVアニメ『楽しいムーミン一家』(高山)
2003年 パペット・アニメーション TVシリーズを劇場で公開、DVD発売(ぜんぶ岸田)
2009年 パペット・アニメーション TVシリーズを元に劇場版『夏まつり』(野島)
2015年 パペット・アニメーション TVシリーズを元に劇場版『彗星』(高山)
2017年 パペット・アニメーション TVシリーズを元に劇場版 ウィンターランド ?(その他)


 公式では70年前後のアニメは黙殺されているらしいけど、03年にぜんぶ岸田版があったりでなんだその二枚舌はというか、黙殺というのはただの噂話かな。


 2009年のときには「キャストを一新」みたいな文句もあったようだが、それは正確ではないだろう。作品とか体制がとか、その都度、いろいろ、ちがうようだし??。日本での再アニメ化でなら、それをいってもいいとは思うけど。


2009年パペット野島ムーミンと、90年代高山ムーミン

ナレーション:小泉今日子白鳥英美子
ムーミン野島健児高山みなみ
ムーミンママ:高島雅羅谷育子
ムーミンパパ:稲葉実大塚明夫
スノークのおじょうさん:永田亮子かないみか
ミイ:水田わさび佐久間レイ
スナフキン:白熊寛嗣/子安武人
ミムラねえさん:小宮山絵理/小林優子
スニフ:(登場なし)/中尾隆聖


 ぶっちゃけると、個人的には、高山みなみムーミンははまり役ではないと思っている。実力派の大好きな声優さんだけど、このムーミンは、個人的には、あっていない。どことなく、岸田今日子がちらついてしまって、ちょっと微妙だなと思っている。くわえて、大塚明夫のパパもイマイチだと思っている派。これははじめてみたときからの「なんかコレジャナイ」がずっとぬぐえぬままにきた。どちらも超大御所だが、当時はまだわかかったんだなあ。


 で、今回の2009年のをみてみたら、野島ムーミンはぼんやり自分の理想に近かった。こういう少年ぽさ、欲しかった。岸田ムーミンからちょっと離れられたのがいい。パパもママも好み。ただミィは致命的に惜しい。いまとなってはドラえもんだし…シニカルさに欠けるような。スナフキンはちょっと大人かな、と思ったが、なかなかはまっている。じつは子安スナフキンはイケボすぎる、綺麗すぎるというストレスがあったので(大好きな声優さんだけど)、スマートすぎない白熊スナフキン良かった。
 さてこの白熊というかなりかわった名字、どっかでみたな〜〜〜と思ってたら、そうじゃん、『スター・ウォーズ 反乱者たち』のケイナンだ!! ということは、ムーミンエズラで、スナフキンがケイナンだったのだ。なにそれ激萌える!! 化学反応あったんですかね!!(中の人の年齢は逆だった…すごい)


 90年代のがいまの若い世代に広くしられているとはいえ、09年にキャストを一新といいつつ、15年に戻しているのは、ダメである。それで17年は宮沢りえ森川智之朴璐美とか、迷走も甚だしい。ただ09年のナレーションにキョンキョンをもってきたのは、うまくないとかじゃなくて、キョンキョンキョンキョンだし、同じような理由で宮沢りえはそそられない。


 そもそも、ムーミンは固定の声とそこまで結びついてはいない。ぼんやりしているほうが、キャラクターとしては長生きできるし、管理している側もそこまで意識していないだろう。高山ムーミンファミリーは、みんな大御所になりすぎてしまったかも。世代毎に変化していくのが理想的。90年がオリジナルのキャストという言い方は、以前から「きにいらねーなー」と思っていたので、そこは強調したい。09年も素晴らしい。


 ただし、パペット・アニメーションのクオリティについては、ちょっとわからない。もともとパペットとか粘土アニメは好きなほうだと思っていたけど難易度高い。吹替でみると、原作のおもしろさ、良さをしみじみと体験できる。本当にムーミンのシリーズはおもしろい。つっこみどころ満載のキャラクターたちが楽しすぎるし、何気ないことばにはハッとさせられる。


 ムーミンのシリーズのなかでも、『彗星』と『夏まつり』は傑作だが、実は話は似ている。楽しくみるなら『夏まつり』がおすすめ。読むなら『彗星』が先で。



ムーミン パペット・アニメーション』1979年テレビシリーズ
2003年発売

1979年にポーランドで製作されたパペット・アニメーションのテレビシリーズを....(中略)..6章にわけ、週替わりで劇場公開。1章が6話で構成され、テレビシリーズ全36話を上映。日本公開にあたり、日本版アニメ第1作でムーミン役の声優を務めた女優の岸田今日子が、1人で全登場キャラクターの吹き替えを担当している。
http://eiga.com/l/u6o3

 そもそもの始まりがこれ??なのか。
 ぜんぶ岸田今日子ですとー??



『劇場版ムーミン パペット・アニメーション ムーミン谷の夏まつり』(公開:2009年8月)
Hulu配信中(2018/02/26)
2008年 フィンランド 87分(元は1979年 ポーランド

<日本語吹き替え>
ナレーション:小泉今日子
ムーミン野島健児
ムーミンパパ:稲葉実
ムーミンママ:高島雅羅
スノークのおじょうさん:永田亮子
ミイ:水田わさび
スナフキン:白熊寛嗣
ミムラねえさん:小宮山絵理

<スタッフ>
監督 マリア・リンドバーグ
製作 トム・カーペラン
原作 トーベ・ヤンソン
脚本 ミーナ・カーボネン、イーボ・バリック

1979年からポーランドで放送されたTV短編シリーズを、原作の「ムーミン谷の夏まつり」に相当する部分を中心に劇場版として再編集
http://www.wowow.co.jp/detail/021803


『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』(公開:2015年02月)
時間: 75 分(元は1979年 ポーランド

<日本語吹き替え>
ムーミントロール:高山みなみ
ムーミンママ:谷育子
ムーミンパパ:大塚明夫
スニフ:中尾隆聖
スナフキン:子安武人
ナーレーション:白鳥英美子<スタッフ>
原作:トーベ・ヤンソン(『ムーミン谷の彗星』)
監督:マリア・リンドバーグ
主題歌:ビョーク

トーベが自ら監修し、78年から82年にポーランドで製作されたTVシリーズを、カラー修正・再編集し、美しい長編映画としてよみがえらせた本作
http://moomin-suisei.com


おまけ情報


スター・ウォーズ 反乱者たち(2014年から)
Huluで配信中(2018/02/26)

観ていて楽しいカーリング

 カーリングがみていて楽しい。ルールはなかなかむずかしいが。

  • 選手の顔がよく見える。ウィンタースポーツは顔がみえてないことが多いので。
    • ものすごく頭を使って集中してる人の顔が見られる。
    • かつギスギスしない、リラックスした顔でもある。
  • のんびりみられる。3時間は長すぎるほどだけど、ずっとかじりついていないといけないというわけでもない。
  • 痛そうじゃない。ジャンプで失敗とか転倒とか、そういう危険さはない
  • そこまで寒そうではない。まあまあ
  • いろいろ美しい。丸が多くて、色もすっきりとしていて、デザイン的に美しい??のだろうか。選手のからだはバランスがとれていてスキッとしており、顔も整っている。かみ合わせ悪かったりしたら、うまくできなさそうなスポーツじゃない? 各国のユニフォームもすっきりしていてかっこいい。じっくりみられる。
  • どうしてそこでうまくとめられるの?? まっすぐになるの?? とか、そのスポーツならではの、ぜったい自分じゃできないことをみる醍醐味とかふしぎもある
  • なんとなくみていると、だんだんルールがわかってくるし、じゃあつぎはあれをこれしてこーしたらいいんじゃない、とか素人でも考えてみるようになる。推理小説を読んでいる途中みたいな感じだろうか…。
  • だいたい静か。時々観客がうるさいけど、基本は静か。選手たちの会話やときどき張る声がなんとなく心地よい。


 カーリングという競技が世に出回り始めたときは、なんてふしぎな…?!、という限りであったが、ようやく運動音痴の、ソチはほとんど羽生くんすらみなかった自分にも、カーリングが近づいてきた。すごい。


 東京では1980年代からカーリングの団体でびっくりした。人口が多いし、北の出身の人も多いけど、どれくらい人気がでて定着したら、
カーリング場ができるのかなあ…。昔は屋内スキー場とかバブルなものがありましたけれど。

『同級生』感想

 AmebaTVで配信ときいて。
 以前から傑作との噂をみかけていたし、野島健児さんでているので気になっていた。
 
www.dou-kyu-sei.com

 絵も色もとても美しいし、よく動く。主人公たち以外の、他の人物や小物がちゃんと動いて描かれている。間合いなども素晴らしい。どの声も変なのがなくて、音も繊細。アニメとしてみていて幸せにぞくぞくする。これは予想外だった。さすがに劇場公開アニメしかも尺短め。某シーンとか、音楽のつくりこみがいい。やりすぎでもないし。
 さりげない「なんだろな〜?」という伏線というほどではないけど、そういったものも、順々に回収されあかされていく。さりげなくてかっこいい。まだるっこしいためはないけど、いいためはある。かっこいー。

 主要キャストはそりゃまあ完璧だけど、高校生よりエロい先生にわかりやすく萌えた。あれでもアラサーの設定だろうな、きっと。

 自分はずいぶん年をとったか、あるいは、いまだに思春期の具体的な内容を思い出せないもやもやを引きずっているせいか、観ているあいだは、笑うか、遠くへきたもんだとあきらめてしまう感覚が交互にきた。そういう点で素直には萌えられない、心打たれきれないところがある。そういうねじれたこじれた心持ちにさせられる。

 アニメ作品として素晴らしいので、たくさんの人にみてもらいたい。男性も女性も老いも若きも。いま若いひとは、三年ごとぐらいに見返したら、アニメ的にも物語的にもいい体験ができるんでないか。

 正直、こういう線が細い漫画は、好みというわけでもないし、かつ動いてもせいぜい、となめてかかったところがあった。くっきりはっきりしていない絵が動くのは一般的にむずかしい。でも、できるときはできるんだなあ、とアニメーションの良さも再確認。



 DVDの説明文のノリがすごい。読まずに先に観たほうがよい…。

同級生(完全生産限定版) [DVD]
アニプレックス (2016-05-25)
売り上げランキング: 6,414

はてなブログからはてなハイクに投稿したらはてなハイクに投稿できなくなった?

はてなハイク」はもうはてなの正式なサービスではないらしいのだけど、
「指定日時で予約投稿する」にすると
「公開と同時にシェアする」に「はてなハイクに投稿」がでてきて自動投稿ができる。
 いままでになんどか使っていたのだけど。


 それで。

 ついさっきから、はてなハイクにアクセスしたら投稿ボタンの上に「RE CAPTCHA」がでてくるようになっていた。ついさっきからかと思っていたけど、前前からだったのだろうか? 「V1 UNSUPPORTED」が時々でてくる。これがどうしても突破??できなくて、投稿できない。


 他のひとの投稿にスターはつけられる。自分の投稿に返信しようとしたら、フォームはでてきたけど、返信先は存在しないという表示。


 いろいろしょうがないのはわかるけど。


 ただひたすらにさみしい。