茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

鬼滅の刃の女子キャラの胸の誇張

 鬼滅の刃の女子キャラの胸が誇張されているという話、原作を読む前はそういう印象があった。いくらキャラクターのバッググラウンドの設定がどうこうあっても、絵は絵なので、そう見えるのはいまどきダメなんじゃないかと。
 でも原作を読んだら、人物の背景の説明を読む前でも、そういうのが全然気にならなかった。


 キャラクターがこういう過去をもっているから、とかは後付けである。個人的に自分は「ガールズエンパワーメント」という言葉が嫌いだ。よけいに差別されている気がするから。これは非常に個人の問題だが。


 描き手によるんだなと思った。それはすなわち画力というのか、わからない。アニメで描いている人が、下手というか、それをそう描く必然性が絵に現れきらなかったのだろう。マンガで巨乳キャラの場合、たいていアニメになるとアウトになる。逆に、マンガからアニメになると、エロさがどこへきえた??という場合もあるから、それは本当に難しい。


 たとえばFF7Rのティファは、そういうのがぎりぎり調整されている。胸は確かに大きい、スタイルはいい。その事実は変わらないまま、妙に誇張されたりはしない。(それでも人によってはあれでもアウトの人もいるだろう)鬼滅のアニメは、そこまでの調整はなかったのは事実だ。


 だから鬼滅のアニメをみて、どうしてこんなに胸を誇張しているのかとか、露出が云々とか、変だなあ、と思うのは、別にまちがっていない。アニメの場合は、じっさいそう見えるのは事実だからだ。微妙ななにかが不足して、必然性が失われている。そういう人に外野があさっての方向に向かって何かを言いたいなら「原作を読んでください」だけだ。このキャラクターにはこういう背景があるから〜〜、という説明も、アニメでそのターンをすぎても同じことをいうならば、伝わらなかったということだし、漫画原作を読んでもピンとこない場合もあるだろう。そこまでになったら、スルーしかない。なんのかんのといっても、欧米のほうが体を隠していても線がくっきりだったりで、そっちのほうがずっと卑猥じゃねえかと思うことは多いから。これもまた一つの偏見で、通じないひとには通じないだろう。そういう話にネットでなったら、お互いにそっとじするじかない。わざわざケンカしにいく必要はない。


 鬼滅の作者は連載中に絵が上手くなっている。そういう漫画家さんは多い。たしかにバストが強調される傾向があるが、これはもう本当に本人の好みなのだろう。作者において、バトルもので登場人物がたいていマッチョであるように、女子はみんな魅力的なバストをもってしまうのかもしれない。マッチョの体型はにても、マッチョ女子のバストがみんな似るのかというと、どちらかというと豊満さは失われますよね?なので、そこはちょっとおかしな話ではあるが。
 説明しにくいけど、男尊女卑的、ラッキースケベ的なエロというより、生命力がはちきれるような感覚を、そういうふうにかく癖があるんだろうなという感じ。なんにせよ、マンガはそんなに気にならない。絵の他のところがメインになるから。
 もしかしてアニメは少し抑えたほうが、原作に近づいたかもしれない。原作はおっぱいでかいから!とデカくしたのが失敗だった。ちょい抑えめにしたほうが、たとえばぼざろのように?うまくいったかもしれない。アニメは原作ほどの全体的な画力やチューニング、雰囲気の調整が細かくはできなので、胸がでかい、露出度高い、が、どうしても目立ってしまう。


 胸がどうこうといえば、某アニメの完全着衣状態での胸の描写は、作品や作者と作者や読者や女性に対する暴力的な冒涜行為で犯罪でないのが不思議なくらい。いまからでも裁判とかありえんか。あんなのを予告編で一瞬でもみたら鬼滅など何の問題もないけど、そんなものと比較してもしゃあないし。2015年でもあんな品性下劣なアニメが作られるけれども、それでも、世の中全体の傾向としては、少しはましになっている。男女関係なく胸部や体格全体でキャラクターを描き分けられる漫画家さんて、いるのかな? コスト的に厳しいのかも。