茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

駄メモ:まっちゃんの印象

 自分はほとんど50歳である。ダウンタウンのテレビはいっぱい見てきたし、いっぱい笑った。
 いつの頃からか、まっちゃんの単独司会のテレビは見ないようにしていた。たまにそういう番組をみても、面白くないどころか腹がたつからだ。しだいにダウンタウンもみなくなってきて、いまはバラエティ番組を見る機会もどんどん減っている。それでも、はまちゃんの格付けは完全に隠し芸大会だし、俳句をつくるやつとか、たまにみている。


 まっちゃんに対する気持ち悪さは、ふりかえるとまっちゃんが結婚した時期からかもしれない。と調べてみたら結婚は2009年らしいが、よくわからん。そもそも人の嫁とか家族とかをみそくそにネタにする人だったから、自分のこともめちゃくちゃネタにするんだろうなと思ってたら、「俺にさわんな」みたいな雰囲気をかもしだして、体も鍛え出して(いつから体を鍛え出したか厳密には知らない)、なんだか急激に印象が悪くなった。家族を守りたい気持ちや行動はわかるけど、軟着陸もできなかったのか。


 と、過去15年近くの話なので、雑な記憶や印象であること極まりないのだが。
 それでも、他のベテランのお笑い芸人の人たちと比べると「どうしてこうなった」は大きい。


 笑いというのは時代に沿うものだ。社会が存続しているならば、価値観はどんどん変わる。過去の実績が容易になくなりはしないが、このままだと、どんどんそれらも削がれるだろう。女遊びの激しい人など、たくさんいる業界だろう。そのやり方は、一線を超えてしまっていたのだろうな、誰かがそのとき、遊びだと納得できぬまま、雰囲気に飲まれた人がいたのだろうな、と簡単に想像はつく。だから今回の報道もまったく意外ではない。それはある程度、そういう人にはその遊びを容認しているところはあるということだ。相手を対等に扱い尊重しているならば、それは当人たちの問題だ。


 そんなの当事者でしかわからない、知らないことじゃん、のはずとはいえ。やり方を具体的に列挙できて、その証言をする人が複数いて、証拠もあって、NHKは黒認定、スポンサー企業もおりているなら、もう真っ黒じゃん。吉本もかばうこともやめてきて、本当に怖い。いかにも芸人をかかえる会社だ。まっちゃんに、誰か何か話をしてあげるような人はいないのか。といっても。先輩がいえることは、もしやりなおしたいという気持ちが当人に少しでもあればそれをおしてあげるだけだ。なにもない人に、謝罪してやりなおせなどとは、誰も言えない。


 せつない。せつないと思うのは、笑った記憶があるからだ。どうにかうまく着陸してくれないかなあ!
 だがそれは、過去20年間ぐらいの人生を否定することに等しいのかもしれない。その先の20年、なにをどうするために、どうふるまうのだろう。