ベッドのパッド、洗ったことありますか、洗いますか? シーツなしで使っている場合は、シーツと同じぐらいの頻度で、7日に1度は洗わないと衛生面でやばいですが、シーツを使っている場合、ベッドのパッドなど、洗いますか??
秋に新しいベッド関連をリニューアルしてから、今回は、今回はちゃんと手入れしよう!、と志高く思っていた。ベッドのパッドは3ヶ月に1度くらいは、洗ったほうがいいそうです。それ本当? 本当ですか? と懐疑的に思いつつ、3ヶ月ぐらいで洗おうと思っていたけど、1回目は挫折した。今回、2回目、前回以上に準備して心構えして、取り組んでみた。
1回目の挫折についても記しておく。洗濯機で洗えるかなと思っていたら、大きすぎてだめだった。入ったけどパンパンだし、上がぎりぎり洗濯槽を超えていたかもしれない。8kgというのは、二人には大きいが、ベッドのパッドが洗えるんじゃないかと思っていたから、このサイズにしたのだが、結果的には小さかった。そもそも、大きい洗濯ネットにも入らなかった。
いったいどんな巨大なパッドなのか。それは、ダブルサイズの、実質二枚重ねのような、ものすごい高級品なのだ。なぜそれを買ったのか、ん万円するそれをなぜ買う羽目になったのか。それは、もう、購入する時「お腹の調子が悪くておかしくなっていた頭が働いていなかったから」なのだが、商品自体にはまったく問題はない。ただ洗濯機は無理そうだった。
そして2回目の今回である。
前日までの準備
- ネットで自宅での洗い方を調べる(寝具メーカーとかまともそうなところを探す)
- 天気予報
- 体力
当日の準備
- 浴槽の水をぬく、浴槽を洗う、浴槽に水をためる(水をためる機能はどうもないので、最低温度で最低湯量での実施となる)
- 濡れてもいい格好にする(けっこうびしょ濡れになる)
当日の手順
- 水が溜まった浴槽に、洗剤を申し訳程度にいれる(湯量は調べる気にならなかった)
- ベッドパッドをいれて、水に沈める
- 大きい洗濯ネット越しに、足でふみふみする
- 15分ぐらいほっとく
- 水をぬく
- また水をいれ、足でふみふみする
- 水をぬく(すすぎは1回か?それでいいのか?そもそもすすげているのか??)
- 浴槽のヘリに、パッドを折り曲げておき、水滴が流れ出ていくのを待つ
- だいぶ水滴が減ったら、その上の、浴室内のポール二本にかける
- 水滴がおちていくのをまつ
- ときどきタオルで縁をふいて、その水分量に絶望する
- 水滴がなくなったあたりで、浴室乾燥機を稼働。冷風、とちゅうから温風にする
- 乾くまで待つ
一気に手順をかいてしまうと、まるで簡単なふうにみえるが、もちろんそんなわけがない。
めちゃくちゃ大変だった
重くて死ぬかと思った。
大変だったこと
- いちいち時間がかかる。水をためるのも、排水もすごい、でかくて重いのも、向きをかえるのも
- 一番水量を減らしてお湯をはったが、それでも時間がかかるし、そこまでいらなかった。いいかんじのところまでたまったら、風呂を沸かすのを止めればよいのだ。これはすすぎのとき水をためるとき気づいた。
- ベッドパッドが、水を吸うとめちゃくちゃ重い。腰がやばい!、となってコルセットをしたり、変に横着しないことを気をつけた。あまりに重いので、「風呂場 洗濯」と検索したら、カーペットや絨毯を洗う話がでてきて、参考になった。ここで「水滴が切れるまで浴槽のふちにおけ」というハックを手に入れた。これがなかったらやばかったかも。
- 排水時、パッドが排水口を塞いでいると気づいてから、そこらへんに風呂桶をかまして空間を作った。周辺でもパッド自体が水を堰き止めるので、ときどき形をかえたりぐにゃぐにゃさせる。時間がかかるが、排水もちょいちょい見に行かねばならない。
- 水滴がなかなかきれない。脱水ができないので待つしかないが、ずっとぼたぼた落ち続ける。ふわふわすぎるせいか、圧縮して脱水ということができない。押し付けるには多分平たいお盆状のものとかが必要だった。手でおさせても、こっちをおせばあっちがふくらみ、脱水にならない。
- 水滴がきれたあとは、向きをかえながら乾燥させる。そのパッドの向きをかえるのが、乾いていない時点は当然重いので、最初は大変だった。
- 水滴がきれたあとは、比較的順調に乾燥が進んだとは思うが、夜寝るまでにはぎりぎりだった
洗濯において脱水というのは非常に大事だ。ちいさいものでも、脱水をしていないと、乾かないのである。素材によってどのていどどのように脱水するかはとても重要だ。今回は、ただ放置するという脱水が3〜4時間、乾燥が5〜6時間かかったかもしれない。最初から温風にしておけばよかったのか。
全体として、
- 重い
- でかい
が大問題である。年をとるとシングルベッドを二つになる話が、ようやくわかってきた。メンテが無理である!! かつ、家のスペックをこえる高級品を買ってしまった感は否めない。どう高級なのか? 片方ふわふわで、片方はメッシュで、両面使えるのだが、だから実際2枚分なのである。まいったね。
みんな、どうしてるの?
と聞きたい気持ちもあるが、もう買ってしまったので、聞いてもしゃあないところもあり。
重要なのは、今後はどうするか、である。
洗っても1年に1回だろう。
だってそもそも、敷布団は洗えない。だから布団は干すじゃないか。せめて、通気性がよくたてたりなんだりするようにしてみよう。
その先は、おそらくはもっと軽量なものを買うようにする。それしかない。
もっとその先は、シングルベッドをふたつ、ということになってしまうのだろうか。でもふたつ並べておく広さはないんですよねえ! そういう家に住む? 老後はそうかもしれない、そんな老後はもうベッドしかない部屋にすんでいるのかもしれない。
と先の先々まで考えると陰鬱たる気分になるが。
今回の大冒険、全体としては重さが怖かったけどわりと楽しかった。1日がかりの作業になるけど、勉強になった。「いざとなれば洗えるじゃん」というのは心強い。
近くの大型コインランドリーもあるけれど、大きさがどこまでいけるのか、いまいちはっきりしない。ダブルサイズで重さも結構あるので、それがOKなのかがわからない。世界はわりと曖昧。
お金に余裕があるひとは、クリーニングかな。あるいは、ご自宅の洗濯機がアメリカ家庭並みのサイズなのだろうか。でも乾燥機は使っちゃいけないの。脱水ができたら早く乾くのだろう、本来は。
思えば以前の何年も使ったベッドのパッドも、今のに比べたらうっすいものだったのに、洗ったのは年数の半分以下の回数ほどだ。いや、一年に一回は洗ったかなあ...。そのときのは洗濯機で洗えたのに、それでもこのていたらく。
洗えるもの、洗うもの、洗えないもの、洗わないもの。
世の中のひとは、どれくらいちゃんと把握してわかって生きているのかしら。