茶ぶろぐ ただのにっき

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不動産登記の氏名変更を自力でやってみたらできなくもなかった

 不動産登記の氏名変更を自力でやった。
 下記の内容は素人の体験記です。同じことをやろうとしている人の助けにはなるかもしれません。

 結論は「元会社員か元公務員の時間がある人ならできる作業」であり、役所や偉い人に作成や提出を命ぜられるようなわかりにくい書類を作成したことがある人なら、できると思います。

主な流れ

  1. 管轄の法務局のありかを調べる(不動産登記について手元に正確な書類がない場合は、管轄の法務局へ行って取得する)
  2. 法務局のサイトから申請用の様式をダウンロードする
  3. 申請用の書類を作成する、添付書類をそろえる
  4. 要るものをぜんぶもって、管轄の法務局へ申請に行く
  5. 完了を確認に法務局へ行く(郵送でもできるらしい)

なるべく具体的な手順など

いるもの
  • インターネットにつながったパソコン
  • プリンタ、A4の紙
  • 数千円の現金、交通費
  • 作成および出向く時間

 オンラインのなんとかもあるらしいが、Macはできないので何も知らん。だがこのMacはできないという事実を調べるにも多少時間をとられたじゃあないか。ちっ。

まずやること

 不動産登記の申請には、正確な不動産の情報が必要である。「全部事項証明書」などが手元にない場合は、いちど管轄の法務局へ行き、発行してもらう。その際、身分証はいらないが現金は要る。(自分は手元にあったので行かなかった。)

書類を作る・要るものをそろえる
  1. 様式や記載例を印刷して紙にする。
    • 記載例を熟読する
    • 記載例には、そろえなければならない必要なものも、書いてある。これがとてもわかりにくくて腹がたつので、なるべく心穏やかなコンディションで臨むのが良い。
    • 一度で理解できると思ってはいけない。
    • 記載例が黒一色でわかりにくいので、色ペンなどで色分けしたり、印刷した紙に注意書きを自分で書き込んだりした。
  2. 書類を作成にとりかかってみる。
    • とにかくわけがわからないので、最初からすべては書けない。
    • 気楽な気分で、下書き版、いわばバージョン1の制作をはじめると良い。書きはじめてみると、どこに何を書くかがわかるし、わからない点がわかってくる。
    • 一度で作成できると思わないほうがよい
  3. 必要なものをそろえる
    • 書類の作成と並行して行う
    • 役所にいって住民票とか戸籍謄本とかをとってくる。
    • 記載例には何がいるかはっきり書いてないので難しい。
    • わからない場合は、法務局の記載例を持って、地元の役所の窓口に行って、ここに書いてあるようなものを満たすような書類が欲しい、というようなことを、丁寧に話してみる。
  4. 書類を完成させる
    • バージョン2を作り、最終版を作った
    • 申請書類に書く電話番号は、ちゃんと自分に連絡がつく番号にする

 書類の様式には、日付に「令和」がはじめからはいっていた。自分が氏名変更をしたのは平成だ。これは自分で書き換えていいのだろうか? と悩む。窓口で聞こうか?と思ったが、いろいろ考えたあげく、自分で「平成」に変更した。これは、「この用紙でなければダメです」、ではなく、様式、必要な見出しと情報、だいたいの位置が大事なのだと解釈理解した(上のほうをあけておくとか)。そしてWordはないので、OpenOfficeでやった。だから多少ずれる。問題なしだった。
 PDFから印刷して、手書き入力も考えたが、字が下手くそなのでやめた。

申請にいく
  • 書類、いるもの、ハンコやお金などをもって、法務局に申請に行く(作成例をよく読んで忘れ物のないように)
  • 無事申請ができたら、完了予定日が入った紙ペラをうけとれる。

 法務局はには、混んでいなさそうな曜日と時間に行った。空いていた。待ち順番はなかった。印紙を買うときちょっと並んだ。前にいた人が、キャッシュで何百万も印紙を買っていてびっくりした。

「印紙」とは、要するに手数料であり、手数料の支払い方法の一種だ(正しい説明はぐぐろう)。住民票などを出してもらうときは、窓口でお金をふつうに払うが、申請するときには、「印紙」という見た目は郵便切手のような小さいやつを買って、申請書類に添えたり貼ったりして出すのである。
 今回の申請の場合は、2000円かかると書いていたが、その収入印紙をどこで買うのか、どこにどうするのか、それがさっぱりわからなかった。書類に貼り付け欄はないからだ。窓口で、申請書類と一緒に無くさないように気をつけつつ印紙をだすと、「適当なところに貼って」だった。
 また窓口では「ここにステイン」とかいきなり言われて「はあ?」となった。「捨印」。書類の本当にてきとうなところに、ぺ、とハンコをおすのである。捨印については事前にどこにも記載されていないので窓口の指示に従ってほしい。(もしかしてこういう場合の「常識」かもしれんけどな!)
 申請の書類が受け付けられたら、完了予定日が記入された紙をもらう(窓口で受け取ってもらった時点では、内容に関する詳細なチェックはないのですぐ終わる)。「書類など不備があれば、申請書類に書いてある電話番号に連絡します」と言われる。

完了を確かめに行く
  • 完了予定日以降に管轄の法務局へ行く。完了を確認する(郵送とか、わざわざ行かなくてもいいやり方もあるが、その場合は記載例をなおも熟読が必要で、封筒や切手も必要)
  • ちゃんと手続きができていたら「手続きできましたよ」という書類だけをもらう。
  • よって、どういう状態かはその場ではわからない
  • 別の窓口にいき、「全部事項証明書」を発行して、申請して変更した内容を確認するしかない
全体的な手間とか工数
  • 法務局に2、3度行く。(ぜんぶ郵送もできるようだが、それらはよくわからん)
  • 書類作成はそれなりに時間がかかる、気力がすいとられる
  • 申請に必要な書類も、別途地元の役所にとりに行かねばならない。役所が遠い人はご注意。
  • こまごまお金がかかる、現金がいる
  • 法務局は感染症対策で、窓口であれこれ質問などは基本的には受け付けていない。ぜんぜんわからんから窓口の人にきいちゃえ、と目論んでいる人は、そういうやり方が可能かどうかまず電話して、相談枠を予約しなければならないと思われる。
  • 申請して完了までは6営業日だった。
法務局とは
  • 昔のナニワ金融道のイメージしかない自分にはすこぶる未知の世界すぎた。
  • 窓口のなかの人は、区役所の出張所の人よりは、忙しそうで怖そうである。びくびく。
  • 申請にきている人たちがとにかくうさんくさい。仕事っぽいスーツな人はさておき、私服のおばさん、おっさんがやばい(ワシ?)。
  • スーツを着たしゅっとしたお兄ちゃんが何百万かキャッシュで印紙を買っていてびびった。

なぜいま変更しにいった

 氏名変更をしたのは、ずっと昔である。だが、不動産登記の指名変更など、夢にも思わず、15年以上放置していた。だって、「固定資産税は変更後の名前でくるから」だ。不動産に対する税金が、変更した名前でくるなら、不動産登記とか? も? どうにかなってんのかな〜??と、思うじゃろ? ふつう思うじゃろ、ふつう。世の中的に? それが違ってたってさ。テヘペロ


 なぜ、いまになって、「変更せねば!」という事態になったのか。
 理由は大きく二つあり、一つはローン完済が近いこと、もう一つは、まったくたまたま偶然だが、その不動産登記について法律が変わるからである。

 たぶんこのなかにそれ的なことが書いてあると思われる。
法務省:「民法・不動産登記法(所有者不明土地関係)の改正等に関する要綱案(令和3年2月2日開催決定)」」

www.moj.go.jp

「不動産登記 住所 氏名 変更 義務」などで検索すると、いろんな司法書士さんのサイトがでてくる。
 不動産登記の内容の住所や氏名に変更があった場合は、届出しないと罰金だよ」という話だ。過去どこまでさかのぼって罰金とかわからないけど、なんとなく気になっているのに何もしていない人は、すぐにやろう。


 ネットにはいろいろ情報がある。いろんな司法書士さんが、いろいろかなり丁寧に書いている。だが「具体的に」どうするというのは、自分はなかなかイメージできなかった。わからないできない人たちのために司法書士はいるのである。忙しい人や、そんなことできないわ、というひとは、司法書士に頼むらしい。だが、その「司法書士」とやらは、具体的な誰々はどこにいるのさ? どう探すのさ? となるとわからない、知らない話だ。法務局の目の前には、司法書士が入る超レトロな趣の建物があったが、そういうところに文字通り飛び込むのだろうか? 自分で地元でさがすのか? わからんなあ。


 ローン完済関連書類は、2ヶ月たたないとこないらしい。ガックリ。ローンを完済したあとは、抵当権というものを削除しなければならないが、その際、氏名が違っていると、銀行には頼めないと見聞きして、それであわてて変更したのに。
 だが、結論としては、氏名変更に限らず、抵当権の削除も「元会社員か元公務員の時間がある人ならできる作業」だそうだ。申請に不備があったり、間違っていたら、電話で呼び出されるので、時間がまあまあないとダメなんだそうだ。


 いまどきは女性で独身時代にマンションを購入する人も増えている。男性でも名前を変える人もいる。結婚以外で名前が変わることもあるかもしれない。時間があるなら、お金を払いたくないなら自力で!、わからんなら司法書士さんを探しておこう。



 おそらく、2ヶ月後には、私は私の書いたこの手続きを参考にして再び手続きに挑むのであろう。