茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

やすいのりたかいのり

 ちかごろ、朝ごはんは小さいおにぎりを作る。レンチンしてゆかりや菜飯などをまぜてにぎり海苔を巻く。
 先日海苔を新しく買う時、少し安いのを買ってみた。同じ店の、すこし安いやつだ。
 そしたら

  • うっすい(物理的に)
  • うっすい(味が)
  • 切れにくい(うっすいから?)

 とてもすごい差があった。
 普段買っているやつは、700円ぐらい。買ってみたやつは400円ぐらい。
 700円ぐらいが安いか高いかわかってなかったけど、400円と比べたら、安い気がした。割安というか。
 海苔も、上をみればキリがない。10枚で千円とかあるし、下ももっと安いやつがあるかもしれない。300円とか?

 まあ、500円から1000円の間で、うろちょろしようかな、という気分になったけど、安いやつになれたら安いやつのほうがいいのかもしれない。味がしないとか、まずいだと、食べられないけど、味はするけど薄いから。でも薄いから、ほかのおかずを食べたくなるんだよな。味がおいしい濃い海苔だと、おにぎりでの満足度が高い。

 海苔の標準の値段がわからない。ここらはかつては海苔を作っていた地域の名残で、海苔屋さんがあるが、故に安いかどうかはわからない。

田舎と東京の話のような

 親がでかいメーカーで、子供のころは田舎の企業城下町ですごした。いまちょっと悲しいことになっている工場があるところだ。新幹線はいまでもないところ。陸の孤島。車がなければ死ぬ。父親は免許はあったが、母親は意地でも免許をとらなかった。それはそれでど根性だ。のちに50前後で東京でとってた。どないやねん。
 高校まではそこに住んで、大学は九州か関西にいくとおもっていた。中三のときに転勤話がおきて、あわてて受験勉強をしはじめて、高校入学と同時に東京へきた。都内では4回引っ越したが、エリアは偏っている。
 高校のとき、同級生に「田舎はなんにもなくて、東京はなんでもいっぱいあるんだよ」という話をしたが、23区生まれの彼らはきょとんとするしかなかった。当然だ。「わからない」から。そりゃそうだ、わからないよな、わかりようがないよな、と思って、それ以降はそういう話はやめた。
 東京はなんでもあるが、それらすべてにリーチできるわけではない、というのは、いまはよくわかっている。街が違えば、買い物にいくことですら暗黙のマナーは多数存在する。変な格好ではいけない。住むとなったらなおさらである。それはやがてお金の問題だとわかった。コンサートも演劇もライブもたくさんあるが、安くはないし、まあまあ若い頃から知り合いに連れて行ってもらうとか、ようするにコネがなければいきにくいところはたくさんある。
 田舎に住んでいたのは子供のところなので、いわゆる田舎のしがらみなどなにひとつわかっていなかった。嫌な思いも、特に得をした記憶もない。親はどうか知らんけど。
 でもずっとそこに住むことはないなと思っていた。
 だってなんもないもん。喫茶店がなかったもん。
 だが東京に30年ぐらい(?!!)たっても、地理的になじみになれる喫茶店はない人生をおくっている。通学先も、通勤先にも、ニアミスばかり。あったのはマクドナルド、ドトール、エクセシオール、スタバ。ちがうちがう、そういうんじゃないの。りぼんで陸奥A子さんに憧れ……


 とまあ、理想と現実はさておいて。
 田舎も東京も、すまないとわからないし、住めば都、やっぱり地獄、それはわかんないから、びびると慣れたとこにずっと住んじゃうんだよな…。

自分の好きなものってなんすかねえ

「自分が好きなものをわかってる人は、それだけで勝ち組」

 宇多丸さん好きだけど、記事のタイトルをみただけで、本文を読みに行く勇気がない。
 もう40代半ばで、だんだんどんどん、自分が好きなものがわからなくなってきている気がする。好き嫌いは常にある。嫌いなものはすぐ嫌だとか嫌いとかいう。でも好きなものは慎重だ。CHEMISTRYのことは確かに好きだし、シューマンの4番も好きだ。Twitterも好きだけど時間泥棒だ。楽しい漫画はたくさんある。読んでいて楽しい小説もある。見ないと気が済まないアニメもドラマもある。でも「自分が好きなものをわかってる」感じはしない。
 若い頃から才能を開花させるひとは、はやくに自分の好きなものがわかった人だろうな、とは少し前から思っていた。だからそこに集中する。リソースを注ぎ込んで、早くに形になる。好きは大事だ。
 でも歳をとると、好きなものに全集中、とか、なかなかできない。子供のときなら親もいたし、本当に集中できたんだろう。いまは自分の面倒は自分でみなければならない。誰も掃除はしてくれない。食べ物は自分で考える。食べれば、生きればゴミができる、ゴミは捨てなければならない。
 いいわけだ。covid-19でむしゃくしゃイライラしながら、その前から書き散らかして形にならない小説を書いては、以前よりは選択肢は減らしているとは思う。でもわかんない。自分が好きなものはわからない。確信はない。勝ち組じゃない。
 タイトルしか読んでないからいけない気がする。
 勝ち組になりたいといえばそうだ。ではどんな勝ち組かというとそれもはっきりしない。自分の勝ち組像がはっきりしているひとは、好きなものがわかっている人かもしれない。
 おぼつかないまま人生終わるのも、まあべつにいっかなとは思っているけど、終わりが問題じゃなくていまなのだ。いまが生きる実感に乏しいとかまでじゃないんだけどさあ。
 ありふれた話だぜ。


「自分が好きなものをわかってる人は、それだけで勝ち組」宇多丸が語るラジオとリスナーの共犯関係
getnavi.jp

まっくが食べたい。

 ちょうど今年の春から、最寄りのマクドナルドがビルごと改築でマクドナルドに飢えている。新しいビルにまた入るらしいが完成はまだまだ先。巨大なビルではないが、いい土地なので、まあまあちゃんとしたものが建つようで。できあがったころには、covid-19も落ち着いているかもしれない。それはそれでいいけどさ。
 東京に来てから、こんなに長い期間、マクドを食べていないのは人生初じゃないか?!。そんなこと思い出すと、よけいに切なくなる。
 他の店舗から持ち帰るほどではないし、イートインは落ち着かないし、デリバリーしてもらうならバーガーキングがいい。ケンタはあるけど行列するし。気軽にジャンクなものが食べられるからいいのだ。
 お店が復活して食べに行ったら、こんなのだったっけ、と思ってしまうのか。

STREAMING CHEMISTRY Specialは楽しくて可愛くて切なかった

 ストケミ5回目。
 堂珍さんが参加しているミュージカルで感染者がけっこうでてしまった。堂珍さん本人は検査の結果もだいじょうぶだけど、念のために、リモート参加とのこと。その発表がされる前、TLでは、やらないほうがいいんじゃないの的雰囲気が多かった。検査で陰性ならいいんじゃないの?、なんてワシはおもっていたすけど。のんきでしたわ。


 リモートなので時差がある。要さんががんばる。会話がいつもにもましてチグハグ。でも楽しい。こんどのライブでやってほしい曲をあげてみるコーナーで、視聴者の書き込みが早すぎて「眠くなってきた」というかなめさんウケた。まじ眠そう。わかる、わかるよそのきもち。過去の映像の振り返りコーナー。自分も参加したやつ。あの頃はふたりとも余裕ゼロでナーバスできりきりしていて、あんまりよかった印象がないやつだけどw、そういう記録もいまとなっては愛おしい。

 歌のコーナー。シューヤさんもきてはる。要さんが責任を持って一人で歌います。堂珍さんのパートも全部歌います。
 簡潔にいえば、なんか泣けた。泣けたっす。せつなくなったっす。ふたりが引き裂かれているのがつらいっす。CHEMISTRYふたりがいるのをみるとうれしいけど、同時にCHEMISTRYのライブに行けない悔しさを思い出して泣ける上に、今回はめちがひとりだし、余計に泣けたわ。でも二曲目は、歌詞がでて、要さんパートは要さんが歌う、堂珍さんのパートはあなたが歌うぞ、コーナー。これがまた面白かった。パート割りがわかるしw、変則的な視聴者参加コーナー。

 FC延長戦は、はぴばすで。ふーっと吹き消してください。


 終始、かなめさんがかわいかったです(吐血)


 そんなかんじで、楽しかった。ありがとう。楽しいと同時に、ライブへ行けないストレスを思い出し、「うわあああーーーーーんんん」とじたばた地団駄を踏む。


 次は12月中旬にSMAの配信、そして年末には配信ライブがある。やったね。ライブは会場に人はいれられるのだろうか。無観客になっても配信は行われるだろう、たぶん。そう、本人たちやその周囲で感染者がでない限りは。
 もう何が起きてもしょうがない、仕方がない。常にそのときのガイドラインに従い、その時点でベストであろうことを尽くした上で、それで感染してしまうなら、責められることはない。病気にかかって、病気になったかもしれない時点で、心配をおかけしてすみませんでしたなんてあやまる必要はない。心配してくださってありがとう、ならわかる。
 悲観的にならずに、やや長い目で、なるべく健康で、ケミちゃんもスタッフさんもたくさんの音楽関係者も、ファンの人たちも、みんな生き延びてほしい。万一感染しても、なるべく軽症で。


 やや遠い未来、我慢に我慢を重ねた挙句の、はれての声がだせるライブなんて、どんなことになるんだろう。
 想像がつかなくなってくる。酸欠で気絶するのかな。


 
 なんとなくこの曲をはる。
CHEMISTRY 『Life goes on~side K~』MV - YouTube