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脊髄反射でオブラート

chaoruko@HatenaBlog

『ユーリ!!! on ICE』が面白い2つの理由と好きな理由

yurionice.com


 ツイッターのタイムラインは、アニメ、洋画洋ドラ、フィギュアスケートファンまで巻き込んでお祭り状態のユーリオンアイス。こんなに毎週楽しみで、毎週よくわからない深い感動を体験しているアニメは久しぶり。

 まずは面白い理由。

その1:フィギュアスケートのシーンの必要性がちゃんとある
 スポーツや修行ものは、肝心のそこに打ち込むシーンが不要に思えることが、アニメでも実写でも多い。えんえんと練習や修行や、試合をやっていると、「そのシーンまだ続くかな…」な辛抱がたりないことになる。競技中にモノローグが入ってても、眠くなる…と思ってしまう。だが、ユーリオンアイスでは、観てしまう。フィギュアスケートをろくにみない自分でもみてしまう。良し悪しはわからないが、なんとなく観ていられるし、観ていると次第に胸が静かに高まっていく、感動が深まっていく。ストーリーのなかで、とぎれるどころか、次へすすむ大きなうねりになる。それで毎回なんだかやたらめった感動しているのだと思う。

その2:連続アニメでしかやれないことをやっている
 1回ごとに描かれるものが明瞭で、かつ全体の大きなストーリーがある。変化と成長だけでなく、謎解きのような側面もある。スケートシーンの音楽と動きは漫画ではできない。実写で一部分ならできるかもしれないが、何回も何人もとなると難易度があがる。キャラクターのデフォルメ、多種多様なキャラクターとそれぞれのスケートシーンなど、実写映像にするのは至難の業である。たとえ莫大な予算をかけたとしても、実現は不可能だろう。キャラクターの国籍や人種や出身地を、現実の都合でちょいちょいいじっていては、まったく違うもの、ユーリオンアイスではなくなってしまう。(アメリカ人ならやりかねんが…主人公がアメリカの田舎出身で…ロシア人が家に…くるかなぁ…)

 さて以下は好きな理由。

  • 絵が好き! 線も色もめりはりのきいた絵が動いているアニメが大好き! 背景も好きだーー!!
  • さくさく進むのが楽しい。 台本も分厚いのかな? 密度が濃くて楽しい。30分とは思えない。
  • 音楽がいい。 OP、EDの音楽も映像もやたらめったいいし、本編の音楽も、演技に使われる音楽もいい。繰り返し耳にして嫌にならない。すごい。OPは音楽と絵がぴったりすぎて、録画しているのに毎回飛ばさずに観ている。タイトルロゴがでてくるところで毎回感動してしまう。
  • どの登場人物にも必然性がある。 出番が少ないキャラですら、みんなとても具体的で立体感がある。とってつけたような登場人物がいない。物語上のそれぞれの役割を担いつつ、ステレオタイプでない。変な悪意がある人や意地悪する人がでてこないのもいい。(そういうのがでてくると本編のストーリーからそれて気が散ってしまうから)
  • あれだけモノローグが多いのに、モノローグが話の中心にならない。 あくまでも視点をはっきりさせる、説明するためのものであり、ストーリーはそれ以外のところで進んでいく。(それでまんまとあれなんですけどね…!)
  • ストーリーは王道なのに、冒険的で現代的。 崖っぷちでラストチャンスですよ、というところからスタートして、主人公が成功に向かっていく(成功で終わるかどうか、何が成功かはまだあからないけど)というのは、物語としてはド定番。実力があるのにそれが発揮できない主人公、というのも珍しくはない。それなのにまんまとはめられている。

 たまーにこういう作品があると、アニメファンでよかったなぁと思う。

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 ブルーレイももうすぐ。