マッドマックスでハンドル握って疾走するトム、こちらではもっとがっつり握りっぱなし。ドキドキはずっと続きっぱなし。殴る蹴るはないけれど、言葉というか、反応の応酬はすさまじい。
画面にうつる役者はトムのみ。声の出演は多数。退屈するかなと思いきや、とんでもない。マッドマックスとは方向が違う意味でのテンションの高さ、ぴぃいいんと(いやーな感じで)続く空気が、すっごいですごっついです。
SHERLOCKのモリアーティでおなじみアンドリュー・スコットも出演。これがかなり良いので、SHERLOCK好きのひともぜひぜひ観に行こう!、行くべき!
アンドリュー・スコットさんは、イギリス(アイルランド出身だけど)のBBCのラジオで、ラジオドラマや朗読を積極的にやっているイメージ。単に良い声なだけでなく、英語で何をいっているかわからなくても、なんか良い。すごく良い。それがなんだかこう良い感じに映画でキャスティングされていて、それもうれしい。
ストーリーはスネに傷を持たない男の人でも、くぅうううと胃にくるものがある話のようだ。
デートムービーに最適。
ストーリーはもちろんおもしろいけど、その場面場面がおもしろい。どの立場の人にも、共感するところと、いや、もうちょっとなんとかならねーかな、と思う瞬間がある。
トムは相手によって話し方を変える。それがなんだかすごい。もちろんマッドマックスとは全然違う。別の意味で挙動不審。
いやぁステキだわすごいわ。
オリジナルのタイトルは『Locke』。主人公の名前だった。なるほど。
日本の予告編のナレーションは多分SHERLOCKのシャーロックの三上哲さんぽい。ベネディクト・カンバーバッチとトム・ハーディの共演といえば(無理矢理話を展開)ティンカーテイラーソルジャースパイ『裏切りのサーカス』
売り上げランキング: 1,013
それよりずっと前に『Stuart: A Life Backwards』というすばらしい(らしい)テレビ映画作品があるのだけど、日本版待ってます…。
トムハさんは気になっていたけど、ブレイクしたのはマッドマックスとこれという完全に超ニワカなので、これから楽しみです。