茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

Huluで『翠星のガルガンティア』というアニメをみた。

「翠星のガルガンティア」アニメ公式サイト

 Huluにそれが現れたとき、昔のアニメかな?、と思ったら、2013年の作品。虚淵玄が参加しているという引きもあって、なんとなくみはじめる。作画はわりと丁寧で見やすい。世界観的なものががんばって構築されている。

 だがこちらアラフォーのおばはんなので、どうしても「〜〜みたい」と思ってしまう。とりあえずナディアっぽい。影響は大きいなぁ。その他みているときは、アレだソレだとババァなツッコミをしていたが、もう忘れた。
 物語は、統率された社会から離脱してしまった者と、それなりにテクノロジーのある集団で生きる人間的な人たちの交流と謎解き。しばらく謎解きがすすまなくて、淡々と世界観の描写をするような話などが多くて、そういうことをやりたいアニメなのか、いや、だいじょうぶなのかと心配していたら、最後のほうで、タタタターーー!!、と猛スピードで展開した。
 主人公は少女のような薄幸の美少年(青年?)。彼が、ごついけど丸っこい、どこか愛らしいデザインのロボットと共に戦う。これは自分には新鮮だったが、その他のキャストは、全部ベタで王道。女子はそろいもそろって、巨乳でくびれて露出が高いという、

 バカじゃねぇの?

 白い目でどん引きしてしまうデザイン。
 2013年でも、こんな設定が許されるんだなぁってところが、しんみり。男も同じぐらい脱がせるとか、ムキムキマッチョにしとけよ? そしてそれぞれのキャラクターの性格がとても新鮮みがない。とくにアレとアレとアレとアレと。いやいや、王道をしっかりやるというのは、かなりの実力の証明ではあるけれど。

 ジェンダーの描写については、もうちょっとそこらへんなんとかしないと、いくらアニメも、先細りしちゃうんじゃないかなぁ。

 終盤のほにゃららなどステキで、みおわったあとは良質のSFアニメみたなぁ、と安心感な満足感もあるが、同時にアニメ業界の未来に不安もふんわりわいてくる。アニメーター見本市見てても、「結局おんなのこ裸ですよね?」だし。

 腐女子が見るコンテンツもわんさかあるけど、そうじゃない、バランスのとれたものが見たいんだ。女を脱がせたいなら、男も脱がせてしまえ。男を脱がせたくないなら、女にも服を着せろ。同じ条件下でくらしていてそこまで露出度が違うわけないだろうが。
 もしかして単に描けないだけか? 画力がないのか? 女の子の身体は腐るほど描いても、かっこいい野郎の身体なんぞ描けるかってか??

 しかもSFだよ? 男女や家族や人種のあり方について、もう少し背伸びしても良いよ、良いんだぜ??


 日本のアニメは高いぃね?