茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

あさ日記 2017/10/24

台風一過晴天かと思いきや薄曇り。はやく晴れないと生乾きで異臭を放ち死に至るタオルが量産される。

 

忍たまのエントリがややアクセス数がのびていた。まだまだ語りたいことはある。新参者は楽しい。

 

朝ドラがいつのまにか嫁いびりのターン。面白さがわからないのでしばし離脱決定か。

 

バナナフィッシュの話題は相変わらず続いてる。かつて読んだ人たちは、身近な人からの口コミ、第二世代は親や実家の本棚。リアルなエピソードと結びついて語られるのがとても楽しい。

 

朝の情報番組のハッシュタグで、野党党首に対する悪口を書き込む勢がいる。ノルマのアカウント数はいくつだろう。

 

テレビの映画紹介コーナーは怖くてみられない。

 

 

いかにして忍たま乱太郎にはまったかそして誰が推しなのか

忍たま乱太郎 | NHKアニメワールド

忍たま乱太郎』とは、尼子 騒兵衛 「落第忍者乱太郎」を原作とするテレビアニメで、放送開始は1993年。自分は存在は知りつつも、ほとんど見る機会がなかった。だが気になってはいたので、映画版(『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』)がテレビで放送されたときは録画して観たりしていた。設定やほとんどのキャラクタの名前も知らず、見分けもつかない状態で「わはは〜おもしろいな〜〜」と観ていた。


 それが本格的に「ちょっとみてみるか」となったのは、ツイッターでのつぶやきのせいだ。あるとき、他のアニメの話題で、「関俊彦」さん、「初恋は土井先生」がタイムラインにあふれたのである…。関俊彦さんも、土井先生も把握はしていたが、そこまで…?、と不思議に思う。どうも少し下に、そういう世代がいるらしい。それでまあ撮ってみるかと、夕方の放送を録画しはじめた。最初は基本は子ども向けのアニメだよなあとのんきだったが、やはり声優さんがうまい。田中真弓さんのきり丸の豹変ぷりがまずくせになる。そして絵がかわいくてよく動いて面白い。

  • いろんな意味でストーリーの予想がつかない。
  • シュールなギャグや話がちょいちょいある

 レコーダーのHDを圧迫するので、基本は一度見たら消していたが、ちらほら消しにくいエピソードがでてきてしまう。なかでも最初に鈍く凄まじい衝撃を受けたのは、s25ep42(通算1995)「綾部喜八郎の災難」であった。綾部というキャラクターは石田彰さんが声をしているだけあってかわいらしいしなんとなく知っていたが、「おとし穴を掘りまくる」ということがこんなにシュールなストーリー展開になるとは。綾部の異質な性質を上回って混乱させてくるのが、「はちや三郎」という変身に長けたキャラクターである。このキャラクターはいつも別の同級生の扮装をしているので、最初観ていたときは双子かなと思っていた。いちども素顔をさらしていないという。彼がいろいろ後輩の綾部に揺さぶりをかけてくるのだが…。このエピソードは、基本はふたりで話が進むにもかかわらず、シチュエーションも出演する声の数も混乱の極みで、オチもすごい好き。アニメの利点が最大限に利用され、観ている者の認知にゆさぶりをかける傑作だった。


 そこらへんから視聴姿勢がやや前のめりにはなったが、基本はほのぼのの話題が多いので、ぼやーと流し見したりでそんなに真剣にはみていないけど、気づいたらはどうしたことかどっぷりじゃないか。


 きっかけはもう一つある。利吉という謎キャラだ。映画をみたときは分からないキャラが多すぎるうちの一人だったので、あまり気にしていなかったが、どうもやら、なんと顔が全然違うのに山田先生の息子だとわかってきた。利吉はみていたらすぐに人気があるというのが分かるキャラクターだった。物語のなかでも人気でファンからの人気も高い。だがその利吉を土井先生は上回るらしい。人気投票総合一位だって、え、そんなに??

  • 若くてお兄さんみたいな気さくで頼れるやさしい学校の先生(王道)
  • 実は忍者として超一流
  • 戦う武器はチョークと出席簿と黒板消し
  • 実は長身イケメン
  • 実が知略にも優れた知性派
  • なにやらほにゃららな過去の持ち主
  • 声が関俊彦さん


 利吉はスペック的にはかなり近いのだが、土井先生は加えて「過去がある」という。
 そういう設定に、弱い人、いるよね?
 くわえて関俊彦さんという引力は大きい。無意識下にすり込まれて抗えない。


 気づいたらはまっていてそれでどうしたかというと、小説もサンプルをDLして、結局買ってしまった。だって前回すでにどこかで一度サンプルをDLした形跡があったんだもん。
 その悶絶面白い小説の詳細はまたの機会にゆずるとして。


 忍たまは面白い。絵がかわいいし、声優さんが安心だし、ストーリーは奇想天外だし、子ども向けのギャグというより超越した次元だし、もう他のアニメではほとんどみられないアニメ的アクションシーンをみることができる(浮遊ものアクションとしてはアンパンマンの映画シリーズが白眉)。ただ、伝統的なアニメが好きなんです。しくしく。
 忍たまは加えて、キレたキャラクターがたくさんたくさんたくさんでてきて、なかなか大変。(劇場版で、喜三太のあれははじめてみたときは衝撃的だった…)


 テレビシリーズをみはじめたら、劇場版は広く浅くなるべくうまく数多く出演させていたということがわかってきた。最初にみたときはシュールなねたがおおいな〜ワハハハハ〜で話がよくわからなかったけど(??)、テレビのエピソードや劇場版も見直したりして、だんだんわかってきた。日本史に疎くて、戦国時代とかぜんぜん興味がなくて、忍者に萌えたこともないし、最初はキャラクターのほとんどがだれがだれやらなにがなにやらわからんかったし。それでも最初から面白い映画なのだけど。


 25年も続いているのは、さすがである。
 通算で2000話ぐらいある。


 さて広大な海に漕ぎ出でた気分だが、そう簡単に過去のものはみられない(え?)。まあまあいろいろあれこれサルベージしつつ、とりあえず土井先生が美味しいエピソードを漁りたいけど、そういうときに頼りになるのは、やはり、個人のブログ。pixivよりもブログなんだ、文字列検索できるブログなんだ。だから土井先生ファンの人、忍たまファンの人、キャラクター別オススメエピソード一覧とか、作って下さい。観ればみるほど、積み重ねて観てこそ楽しさが味わえるアニメだとわかってくるけども、25年といえども、いえだからこそ、地道な継続的啓蒙活動が大事です。


小説・落第忍者乱太郎ドクタケ忍者隊最強の軍師
阪口 和久
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落第忍者乱太郎 62 (あさひコミックス)
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 まさか原作までは読まないよね〜〜と思っているけど、おおむねKindleがあるらしくて危険。




 

カズオ・イシグロを読もう

 ノーベル文学賞だ。驚きはない。とって当然だ、いやまだとっていなかったのか。いなかったかもな。自分が読んだのはまだたった2作。


『わたしを離さないで』
日の名残り


日の名残り (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ
早川書房
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 猛烈なネタバレの嵐が吹き荒れているのが残念だけど。


「この本どんな話?」
「おもしろいよ。さいごまで、読んでごらん」


 それだけでいいのだ。


 この2作でも、ぜんぜん違う。それなのに、読んでいるあいだも読み終わるころ読み終わってからも圧倒的感動がある。


 もしあなたが読み終わって、わからなかった、つまらなかった、といったとしても、それでも自分は勝手に「もうすごいよ圧倒的だよ面白いよ」とアホのようにくり返すだろう。「何が?」といわれたら「まあ読んでみてよ」もう読んだけどと言われたら「まあまあもう一回読んでみてよ」とか…。


 物語であり物語でない。同じ物語で他の人が書いても、同じ感動はつくれない。では小説としての面白さはどこにあるのか? キャラクター? ジャンル? 細部? 描写が美しいとかうまいとか?


 まあまあ、ともかく読め、読んでみようや。



 はてブさんありがとう
 こちらのエッセイもすてきです。

エッセイ2:イギリスに渡った研究者-シズオ・イシグロをさがして

 理系の人のエッセイっていいよね?? というのと同時に、どこかカズオ・イシグロの小説の雰囲気とか肌触りとか気配とかと通じるものがあるから、いま読むとすごくぞわぞわしてしまう。

ないないの神様

みつからない。探し物がみつからない。今度の日曜までに見つけないと意味がないものなのだがみつからない。

みつからなくてもしにゃーしないが、どこへいったかということは気になる。

古いものだから捨てた可能性は高いが、関連するものは残っていて、そのなかでは重要性の高いものなので、それだけ捨てたというのもおかしい。

だが、どうせもう二度と使う機会はないだろうと思った記憶はある。

 

さがしものはなんですか

みつけにくいものはなんですか

ないないの神様どうかお願いしますわ

 

40代女子だって二郎系ラーメンを食べるよ

 世の中には不思議な、気が狂ったような、頭がおかしいんじゃないかという食べ物が存在するが、二郎系ラーメンもその一つであることに疑いはない。個人的な二郎系ラーメンの歴史は、某所「ラーメン大」にはじまる。その頃の大は、女性だけなんとかというサービスがあり、お店の人もとてもじぇんとるまんで、店は百歩譲っても綺麗とはいえないが、感じのよい店だった。はじめて食べたときどれくらい食べられたのか、あまり記憶にないが…、いろいろ少なめにしてわりと食べたのかも知れない。まあ、野菜は食べられるさ。もやしはうまいんだ。

ラーメン 大 蒲田店 (らーめん だい) - 蒲田/ラーメン


 さて時をへて。最近久々に足を運び(店の名誉のために補足しておくといまの大は前より無駄に広く、綺麗ではないが、前よりはまだふつうなラーメン店である)、ラーメンを食した。それを夫が知人に「食べにいったんだ♪ るんるん」と伝えると、「おまえんちの嫁はそれをくうのか!」とどん引きされたのである。Aさんにいたっては、そもそもまったく食べる気がわいてこないたぐいという…。
 ちょっと待て、わし、そんなに変じゃない。
 さすがに、そのままは喰わない、喰えないから。
 二郎系ラーメンといえば、「にんにく」とか「増し増し」ですが、勇気をもってそこをコントロールすればいいだけのことなのである。

 この店の場合は、「麺の量は少なめ」と「油少なめ」については先に伝え、その他はあとで訊かれたときに伝える。

  • 食券(プラスチックのカード)をお店のひとに渡すとき
    • 麺の量は少なめ
    • 油少なめ
  • トッピングどうしますか、等お店のひとに訊かれたとき
    • 野菜の量
    • にんにくを入れるかどうか、またその量
    • 油多め(少なめは先に伝えているので)
    • 味薄め/味濃いめ

 野菜の要するに五段階なのだけど、それを独特な言い方をしているのでややこし楽しい。具体的にはそこらじゅうにちゃんと掲示してあるので大丈夫。
 にんにくは、二郎系ラーメンの代名詞のひとつだけど、「標準ではにんにくは入っていない」のである。だが、にんにくをいれないと、たぶん意味がない。しかし「少なめ」でもけっこうな量ではあるがそこはまあそういうもんです。


 今回のわたくしのオーダー

  • 麺の量少なめ
  • 油少なめ
  • 野菜の量 普通
  • にんにく少なめ
  • 味薄め


 麺と油の量はちょうど良かったけど、野菜はたりないかもしれなくて(ただしあとでお腹いっぱいにはなっていた)、にんにくはちょうど良かった。麺と油の量を少なめは、とてもオススメ。勇気をもって、注文時におねがいしませう。
 二郎系らしさが減ってしまうのは否めないが、しかし、なるべく残さない量で、美味しく食べたいじゃないですか??
 ところで自分はにんにくは平気である、もちろん。二郎系の麺はおなかにくるので、たくさんはたべられない。油はお年頃かなそんなには無理。
 まあ、そもそも、ぐだぐだいうやつがわざわざ喰いにくるなよという人もいるとは思われるが、でも、それでも、うまいものはうまいのです。時々たまにしかし無性にちょびっとだけ食べたくなるのです。油控えめでおいしいというのは(ヘルシーとか知らんけど)、よかったよ。


にんにく少なめ(写真がへたくそ)
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にんにく普通。野菜は普通か多めかどっちかなー。二郎系ぽいビジュアル。
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 いざ書こうとすると、注文時のパラメータを正確に覚えていない。鳥頭はメモが必要じゃ。