世の中には不思議な、気が狂ったような、頭がおかしいんじゃないかという食べ物が存在するが、二郎系ラーメンもその一つであることに疑いはない。個人的な二郎系ラーメンの歴史は、某所「ラーメン大」にはじまる。その頃の大は、女性だけなんとかというサービスがあり、お店の人もとてもじぇんとるまんで、店は百歩譲っても綺麗とはいえないが、感じのよい店だった。はじめて食べたときどれくらい食べられたのか、あまり記憶にないが…、いろいろ少なめにしてわりと食べたのかも知れない。まあ、野菜は食べられるさ。もやしはうまいんだ。
ラーメン 大 蒲田店 (らーめん だい) - 蒲田/ラーメン
さて時をへて。最近久々に足を運び(店の名誉のために補足しておくといまの大は前より無駄に広く、綺麗ではないが、前よりはまだふつうなラーメン店である)、ラーメンを食した。それを夫が知人に「食べにいったんだ♪ るんるん」と伝えると、「おまえんちの嫁はそれをくうのか!」とどん引きされたのである。Aさんにいたっては、そもそもまったく食べる気がわいてこないたぐいという…。
ちょっと待て、わし、そんなに変じゃない。
さすがに、そのままは喰わない、喰えないから。
二郎系ラーメンといえば、「にんにく」とか「増し増し」ですが、勇気をもってそこをコントロールすればいいだけのことなのである。
この店の場合は、「麺の量は少なめ」と「油少なめ」については先に伝え、その他はあとで訊かれたときに伝える。
- 食券(プラスチックのカード)をお店のひとに渡すとき
- 麺の量は少なめ
- 油少なめ
- トッピングどうしますか、等お店のひとに訊かれたとき
- 野菜の量
- にんにくを入れるかどうか、またその量
- 油多め(少なめは先に伝えているので)
- 味薄め/味濃いめ
野菜の要するに五段階なのだけど、それを独特な言い方をしているのでややこし楽しい。具体的にはそこらじゅうにちゃんと掲示してあるので大丈夫。
にんにくは、二郎系ラーメンの代名詞のひとつだけど、「標準ではにんにくは入っていない」のである。だが、にんにくをいれないと、たぶん意味がない。しかし「少なめ」でもけっこうな量ではあるがそこはまあそういうもんです。
今回のわたくしのオーダー
- 麺の量少なめ
- 油少なめ
- 野菜の量 普通
- にんにく少なめ
- 味薄め
麺と油の量はちょうど良かったけど、野菜はたりないかもしれなくて(ただしあとでお腹いっぱいにはなっていた)、にんにくはちょうど良かった。麺と油の量を少なめは、とてもオススメ。勇気をもって、注文時におねがいしませう。
二郎系らしさが減ってしまうのは否めないが、しかし、なるべく残さない量で、美味しく食べたいじゃないですか??
ところで自分はにんにくは平気である、もちろん。二郎系の麺はおなかにくるので、たくさんはたべられない。油はお年頃かなそんなには無理。
まあ、そもそも、ぐだぐだいうやつがわざわざ喰いにくるなよという人もいるとは思われるが、でも、それでも、うまいものはうまいのです。時々たまにしかし無性にちょびっとだけ食べたくなるのです。油控えめでおいしいというのは(ヘルシーとか知らんけど)、よかったよ。
にんにく少なめ(写真がへたくそ)
にんにく普通。野菜は普通か多めかどっちかなー。二郎系ぽいビジュアル。
いざ書こうとすると、注文時のパラメータを正確に覚えていない。鳥頭はメモが必要じゃ。