待ちすぎてよく分からなくなっていたストレンジ先生ついにきたー(o゚▽゚)o
我らがベネディクト・カンバーバッチがマーベルやるってよ、ヒーローやるってよ? ドクター・ストレンジ?やるってよ? 驚きと戸惑いからどれくらい歳月がたったのか本当にわからんけども、ついに日本で劇場公開。めでたい。待っているあいだは、アニメとかで予習していた。ちょっとレオタード気味の、東洋ぽい、魔法使いっちゅーか、あやしいひと。おじさん。うむ了解。
公開の遅れにベネディクトの来日の気配もなく、公式アカウントはぱっとせず、ネタバレも流せないしみたくないし。公開直前までツイッターのタイムラインは怨嗟にみちていたのに、マッツ・ミケルセン来日とアナウンスがでたところから、ぐるりとひっくり返った。来日はいつかしらとそわそわするファンを尻目に、小島秀夫サンの謎の水面やジャージの写真から「マッツならとなりで一服してるけど」写真が放たれて、屋形船好き焼きからのホームにお招きからの寿司デートと、これでもかと煽りツイートを連投。ファンは感謝しながら毒づいたり感謝したりと歓喜大混乱。映画業界の人はこのおっちゃんだれ? ゲーム業界の人もこのおっちゃんだれ?。両方を知っている人はラブラブ写真に「ォオフ…」とため息をつくしかない。
まあ、それで、なんとか、やっと日曜日に、観てきた。金曜や土曜日に複数回見ている人が多いから、日曜日にいってもすごい遅い感じだった…。
観るというか、体験。いままででIMAX3Dでいくつか映画を観てきたが、もっとも「体験」している度が高かった。飛び出るとかではないのに、目と耳と、それ以外の感覚器が動いて受容しているような不思議な感じ。めまいというのとはまた違う。ぞわっとする。上下や高さの感覚が瞬時に惑わされると、ああいう感じになるのかね?? IMAXの映画がだいたいこういう感じだったらIMAXの料金払いがいがあるんだ。
そして、
ベネディクトのかっこよさかわいさキュートさ美しさも凄まじいが、マッツなんかも「はーーーー」と卒倒しそうな瞬間が何回もあった。いや、マッツ沼はちょっと…ハンニバルは怖くて観られないし…と踏みとどまる。ティルダさま「うつくしーーかわいーーうつくしーー(T-T)」だし、イジョフォーさんの繊細で強さを垣間見せる表情やしゃべり方に「くっ……さすが」だし(続編やってお願いだからはやくやってこのイジョフォーさんもっとみたいみたいみたい)、個人的にはあまりツボっていなかったレイチェル・マクアダムスさんも今回はすごく共感(まじストレンジクズだよクズ!! かまうこたないよ!)できたし、ウォンさんかわいいし、テンポ良く進むし(カントマンズにいくまでのくだりの長さのちょうどいいこと)、ぐるぐる映像も魔法もアクションもほにゃらかも、
もう全部最高
ぜんぶさいこうといってしまうのは、バランスが良いからだ。俳優さんみんな贅沢すぎてうまいし、衣装も小道具も舞台も美しいし、所作が、動作が考えられていて様になっているし、場面というか場所が飛ぶわりにわかりやすいし、脳内麻薬でそうだし、そしてちゃんとマーベルぽいし、どの俳優さんもいろんな表情見せてくれる、観客にやさしい、フレンドリー。どかんどかんとすごい映像の合間に、息抜きシーンや、人で魅せるシーンがあるの、とてもありがたい…。
『ドクター・ストレンジ』は一年に一回しか映画を観に行かない人に、ぴったりのうってつけの映画だと言わざるを得ない。
はじめてベネディクトとマッツがスクリーンで対峙するとき、
はっ……
と意識を奪われるほど強かった。予想していたよりずっとすごい強力で、そこからはじまるシーンのかっけぇことよぉーーー。たいていのアクションはアクション中に飽きるのだけど、こんな美麗なアクションなら長く観ていられる。しかもどのシーンも長すぎず、短すぎない。
良いものを集め、お金をかけにかけ、かつ、バランスよく配置して使うと、こんなに極上エンタメができるんだなぁと映画の新たなミラを垣間見た。
あとあと特別版?のパンフレットも最高。こんなにお得感のある、テンションあがるパンフレットは久しぶりでうれしい。