第93回日本音楽コンクールバイオリン部門本選
主催は毎日新聞社、NHK、協賛は三井物産、イワタニ、インペックス
ピアノ、バイオリン、声楽、作曲は毎年で、そのほかいくつかの楽器は3年に1度。
国内では最高のコンクールだと思われ。しかし賞金が少なすぎて、ぜんぶ3年か4年に一度にしたらいいんじゃないすかねえ、と思うど素人。イメージとしては、名誉はあるが保証はもっとない芥川賞だろうか(どちらもたいしてしらない)
人生ではじめて、こんなものを聞きいった。事前にチケットを買うつもりだったのに、いろいろあって当日券チャレンジ。15時からの発売で、15時10分についたら、30分並んだ。現金のみだった。あわてた恥ずかしい。
なぜ聞きに行ったかというと、うっすいご縁のある人がファイナリストになったからだ。難しいことはわからんが応援!、である。
いくらちょろっと、初心者に毛が生えた程度バイオリンが弾けるとはいえ、こんなレベルになると、なにがなにやらよくわからない。わかるわけがない。
【第93回日本音楽コンクール本選会】バイオリン部門の出場順・演奏曲目 | 日本音楽コンクール
バイオリン部門 | 日本音楽コンクール 課題一覧
課題曲一覧をみると、メンデルスゾーン、ブラームスがないのがちょっと。ちょっとなんで??って感じ。素人なのでな……。
自分が応援しにいった人の順位は当てたけど、他はまちがってた。
一位の人は弾き方も外見も癖が強い第一位だった。弾き方はかまわないが、あの髪型は、あれですわ、フィギュアスケートの韓国の選手のちょっとまえの。どれくらいになったら、外見のチューニングはじめるんすかね? 女性はあんなの許されないと考えると、相変わらず男女差別すごい業界だ。
女性陣の衣装は、おひとりは多分プリーツプリーズでめっちゃよかった。ふたりはドレスだけど色も形も落ち着いていたと思う。
以前どこかでみた音大生のピアニストのぶりぶり原色くそださドレスの記憶があまりにも強くて、クラシック業界のセンスは大丈夫か?の印象はいまだに強い。
この西洋クラシック音楽業界における、ヨーロッパにおいても、激烈苛烈な男女差別はいつまで続くのだろう。違う服装の、男性ソリストとか、指揮者もいるけど、すごい少数派。面倒臭いのかな?。でもオケの人もみんな男性は上着をきていて。女性のバイオリンはノースリーブが多かった。ものすごい運動量というのは知っているけど、冷房強すぎて、アタイは坐骨神経痛が発動しました。
もうクラシックの演奏会とか行きたくない。行けない。しょんぼり。
演奏はすばらしかった。4個もバイオリン協奏曲が聴けて、感動した。でも演奏会は4時から6時40分まであった。休憩が20分入ったけど、長いわ。長いわよ。無理だ。もー、むり。腰とか痛くなる。ウールかカシミヤのストールをもっていくべきだった。そういうことをわきまえている人だけが行く場所なのだ。くやちい。
ヨーロッパなら、気温も湿度も低めだろう。こんな湿気た国で、彼の地の音楽をやるというのは、正気ではない。
演奏会の冒頭で、以前に一度だけ見に行った、フィギュアスケートの世界選手権を思い出した。競走ではあるが、自分がミスなくベストを尽くすことが大事な競技だ。ピアノとバイオリンは、一部のスポーツ同様に、幼い頃からの訓練がやはり重要で、過酷な、異常なほどの時間とリソースを注ぎ込む。長くプロでいるには、勉強と訓練が必要で、肉体と精神の加齢に伴う変化にも対応しなければならない。
そしてどちらも観衆はタフだ……。ワイはもう、スポーツもクラシックもしんどいわ。競技場の椅子とか超ちっさいし。ふつうのコンサートホールでの立ったり座ったりできるライブのほうが、ずっとずっと楽っすよね。と言いつつ立っている時間が長いのも死にそうだよCHEMISTRYのファンの皆さん、なぜ、あんなに、立っていられるの???
どんな未来が、長い長い音楽の人生が、あるのかな。彼らは若くて、もう何年も常ではない努力をしてきて、まだかろうじて入口に立てたかどうか、ぐらいだ。なんて過酷で、深く広い世界。
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