茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

婚活のために恋愛する底力を上げるには


 はてなは婚活の話が多くて、最初は面白かったけど、もう飽きてきた。飽きるような話でもなかろう、ひとの恋愛の話は、どれだけ見ても聞いても面白いものだ、自分がそういう話に鈍感になっただけではないか?、などと考えたが。
 この時点で自分は少し間違えている。婚活と恋愛は違う話らしい、であること。自分はそれはだいぶ重なる話でしょ、と思っているが、そうでもない人も多いかもしれない。恋愛の話は面白いが、婚活の話はつまらない。なぜかわからないが。


 世の中には、恋愛力高めで、恋愛から結婚に至る人もいる。もしそういう人になりたいなら、恋愛する底力をあげねばならない。底上げ大事。
 服装や清潔感が大事というのは、いろんなところで言われている。愛想の良さも大事だ。(ヘラヘラしていろというわけではない。無用な仏頂面はやめよう。)
 柔軟性や可動域を確保するためのストレッチや、筋トレも地道にやる。結婚するのに不健康を目指すのはありえない。死に向かう愛を夢想する人はご縁が薄い。
 ある程度できることをしたら、つぎは、内面の底力を上げねばならない。


 それはどうするかというと、簡単で危険を伴う方法は、恋愛映画やドラマをみる、恋愛小説やラブコメを読む、恋愛ソングを聴く、など、「いやだ」「面倒くさい」「時間のむだ」と敬遠している人が多そうなやつだ。これらはなぜ危険を伴うかというと、変なのにあたると「やってられっか!」となり、余計に恋愛力が下がるからだ。この手段を試みるときは、古今東西、名作やいろんな時代のものに触れる、である。
 現代の流行りの恋愛ソングばかり聞いていては、恋愛する力は上がらない。自己卑下して君の幸せを祈るだけの恋の歌なんて、聴くのは5%以下で。5%以下は逆に摂取しなければならないが。


 恋愛から結婚に勝ちパターンはない(親が富豪とか例外的な話をふつうの自分にあてはめる暇はない)。人の数だけあるが、その自分のそれたどりつくには、外部からエネルギーを充填しなければならない。それが映画やドラマや小説や音楽だ。数は少ないけど、恋人たちを描いた絵もとても効果がある。歌詞がない音楽でも、テーマや作曲の背景が愛に基づくものエモい。


 たくさんの芸術芸能は、愛をテーマにしたものは無限にある。そういうものを、摂取しなければ、恋愛する力は上がらない。恋と結婚は、愛情とお金と観察と勢いがいるからだ。愛情とお金という一見矛盾したものをとりまとめ、観察してしすぎないうちに、勢いをつける。なんて無理な話だ。
 交際期間がほとんどなくて結婚する人もいるのは、出会う前から、周囲の人間や物語に出てくる人物に興味をもち、どうしてこんなやつこんなふうに言ったり行動したりするんだ?、というアンテナをたてている、と思う。ビビビとか、ひらめきは、それまでのその人の人生の積み重ねの結果だ。


 とちゅうで挫折してもいいから、映画やドラマをみてみよう。漫画も小説も試し読みはたくさんできる。音楽はサブスクで聴ける。2000年前後ぐらいまでの濃ゆいラブソングを聴くが良い。言葉がわからなくてもR&Bなどはいまでもずっと濃ゆい。歌詞がキニクワナイなら、洋楽のラブソングを聴く。
 こういうものの摂取を続けて、世の中にはいろんな恋愛があるんだな、恋愛すると人はバカにはなるんだな、恋愛するとふしぎな能力も現れてくるんだな、というような、控えめなマグマみたいなものが、自分のなかに醸されていけば、それが底上げになる。これは途中でやめると干からびるので、恋愛できても、結婚できても、ずっと続けよう。