5年日記を書いている。空白の日がもったいない。それを埋めるために、名文とか名言を書こうかなと考える。日本語の古典がいいなと思ったが、それだと、日記の部分と見分けがつきにくい。横書きなので、外国語がいいかなと考える。英語、ドイツ語、フランス語とか。あまりわからないのは恥ずかしいので、やはり英語かもしれない。
「英語 名言」などで検索すれば、英会話や英語教育のサイトやブログでいろいろでてくる。そのなかに、マザーテレサの言葉があって、はたと考える。出典はどこだろう。
「出典」をつけてみても、検索結果にはでてこない。こういう場合の英語は「source」でいいのかどうか、そこもわからない。詰んだ。
名言を紹介しているサイトやブログは、出典など書いていない。それが当然だと言わんばかりに。
英語のサイトなのに、ゲーテの言葉が混ざっていて、いやこれはさすがにドイツ語を探そうかな、と思って「ゲーテ ドイツ語 名言」などを探してみたら、その英語の名言紹介サイトにのっていた名言はでてこなかったが、かわりに、出典をバシッと明記しまくりの、ゲーテの名言を集めたサイトはでてきた。名言とか、名セリフとか、有名になった詩のや手紙や戯曲??の一節とか。ちょびっとドイツ語の解説もある場合もある。教育的配慮にゆきとどいた、すばらしいサイトだなと思った。
金言、格言、名言のたぐいのwebサイトはたくさんあるらしく、当然のように出典など書いていないものが多いようだ。英語を紹介している日本語のサイトはとくに、なのだろうか。日本語の名言も、似たようなものかも。
その、日英にはびこる?(英語圏ではびこっているかどうかはしらない)出典詳しくは知らんけど、名言だわ〜みたいなやつ、なんなんだろうか。ありがたみも半減するし。
著作やインタビューや他人が書いた伝記などに残っているなら明記すべきだし、書き記したものではない発言の場合は、映像があれば、なるべくその説明をすべきだろう。
大昔に、さかのぼれば、それは曖昧になるのはしゃあないとして。
いや、しゃあなくはないのだ。昔の有名人の名をかりて、すきかってそれらしいことを広めるのは、イヤなかんじだ恥を知れ。
こんな主張もインターネットがつながっているから、できる。
もしかしたら、世界は衰退して分断されまくって、またはっきりしない情報が行き交う時代がくるかもしれなくて、そうなると、偉人が言った言葉はまた重みを増してくるのかもしれない。
でもいまは、とりあえずインターネットがあるので。みんな出典を書いてくれ。