茶ぶろぐ

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集まるぼくらは海の鳥たぶん

 くわあ、くやあ、ぐわあ、くあぁ。

 鳥の鳴き声といえば、カラスの無限コールアンドレスポンスが定番。だが、さいきんそれとはちがう声が聞こえてくる。カラスのように延々と鳴くことはないが、ときどき集団で、ぐわあぁグワァと鳴くのである。

 その手のスキルは低いので、鳥の姿は見つけにくい。どこで鳴いてんのか、なかなかわからない。声はすれども姿は見えず。そんなある日、ぐいっと空を見上げたら、けっこうな数が集まっていた。

 8階建てくらいのアパートの端っこの、屋上へ出るところの上に、角に、ちゃちゃちゃー、と並んでいる。そいつらがときどき奇声をあげるのだ。

 彼らは海からくる鳥らしく、カラスより大きい、クチバシとかフォルムがにゅるんとしてイメージで語る海鳥ぽい。集団で飛ぶことはないが、一羽、または、少し離れて二羽で飛ぶ。川の上や川沿いを、すいーすいーと。

 以前に、一戸建ての屋根のへりにとまって川を見ているやつはいたが、一羽だった。

 だがいまいるやつらは集団で、5、6匹から10羽ぐらい、そして、よくみたら、アパートの逆のはしにも、ずらっと並んでいた。

 川沿いなので川を見張っているのだろうか。川には、最近すごい魚がいるのだ。ぞわぞわ。

 鳥たちは人を襲ったりはしないし、カラスほど近くにも来ない、鳴き声もそこまでうるさくはないのだが。

 フンがすごがった。白いフンだらけになっていた……。建物の壁も、下のほうも。通り過ぎるくらいでは、異臭などはしなかったけど、マスクしていたし。

 えらいこったである。

 どうするのかしらと思っていたら、さいきん人が集まっていた。まずは現状調査だろうか。

 自分が気づいたのは年明けで、ここ二、三週間で、必ず毎日鳴き声うるせぇ、というわけでもない。

 たまたま、いまだけなのか、なにかすればすぐいなくなるのか。

 

 

 と、書いてちょっと寝かせているうちに、鳥たちは集まらなくなった。ときどき飛んではいると思う。冬から春への、空気はまだキンキンに冷たい、陽射しが変わる季節の、ほんの数日間のこと、今年だけのことなのかもしれない。

 来年また同じころに、ぼくらは集まってぐわぁくわぁ言うのだろうか。

 

2022/02/04

いた。寒いほうがいるのかなー。