茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

夫婦別姓とか

 自分は基本的には保守派であるし、幼い頃から結婚したら苗字は変わるものらしいと知っていた、思っていたので、苗字に執着がなかった。どうせ変わるなら、愛着を抱いても仕方がない。親もそれは想定していたのだろう、名前は少しずつ変わっているといえば変わっている。結婚して手続きをするときは、さすがにバカバカしいめんどくせぇバカなのかと思ったが、それでも名前が変わることに抵抗がなかったのは、結婚するまでに、自分の名前での功績が何もなかったからだろう。
 とくに学問分野において、それも垣間見るだけだが、自分の名前で実績を積んできた人にとっては、名前が変わることも、誰々の奥さんになることも、本当に心底から、ありえない、腹が立つ、頭にくることだと思う。
 だから、その理由において、夫婦別姓ははやく実現すればいいのに、と思っている。貴重な苗字同士だから両方とっておきたい、という話は、あまりピンとこない。名前を残しておきたい、という欲求が、よくわかんねえから。こんな天災だらけの国だし。
 実際に導入されたら、おそらくは片方にあわせる夫婦が多くて(男性のほうになる割合は次第に下がっていく)、別姓のままはある程度の割合まで増えたら、そこでとまると思う。2、3割かなあ。なんとなく。その他の色々な価値観も変わらないと五割くらいとか、行かないと思う。
 だから、夫婦別姓に反対する人の気持ちが、ほんとにいちみりもわからない。根拠も理由も聞く耳をもたない、のはよくないが、たぶん聞いてもわからないと思う。わからないと切り捨てるのは、当事者意識が薄いからかもしれない。個人が尊重される世界になるためには、夫婦別姓は避けて通れない話であるから、もう少し勉強すべきだ、自分も。
 ぶっちゃけかなり他人事で、だからこそ、反対する人の気持ちはわからない。自分とは関係ない話じゃん、ほっとけや。別姓になったからって、何か不都合があるのか、あなたに。
 さいきんのやんごとなきお方の話題においても、「バカじゃねえの?」と思うことはしばしばだ。「あなたには関係ない」という話に一方的に乱暴に、それどころか残虐に他人を切り刻もうとする人が、世の中けっこういるらしい。よほど抑圧された毎日をおくっているんだろう。日々のストレス発散を、仕返しをしてこない相手にむけるの、人間のやることとは思えない。夫婦別姓に反対している人は、他人を支配したい、他人に圧力をかけたい、拘束したい、という願望が強い人で、おそらく日々、その人の囚われて苦しいのだ。だから他人に嫌がらせをしている。問題解決はほかのところにある。人生100年をずっとそんな狭い視野で生きていくのは地獄かゾンビのようだ。