茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

夏目友人帳の怖い話

 Huluにアニメがきたので、ちまちま観ている。以前もあったが、観てる途中で掲載?期間が切れて泣きを見た。今回はさいごまでみるぞといいつつ、ゆっくりである。

 基本はふわふわ妖怪ファンタジー少女マンガときどきド鬱、なのだが、怖い話の回がある。かなりレアだが、ある回だけは、本当に怖かった。

 それを久しぶりにその話をみて、やっぱり怖かった。ビジュアルはシンプルだし、声優さんも過剰ではない。だから、なのかな。原始的な恐怖感をつついてくるような。

 どの話しですと言わないのは、ネタバレになるからだ。気になる人は一期の一話からのんびり見てほしい。癒し度高い。

 

 しかし、もう一つ怖い話がある。

 夏目友人帳は、もう終わらない漫画のカテゴリに入ってるのだ、と先日、雷に打たれたように感じた。

 物語にいろいろ謎はあるけど、それらは、完結しない、もう最後まで観られない作品だ、と認識した。この先アニメがあれば、ラッキーであるが、それは期待してはいけないのだ。

 なぜそんなふうに思ったのか。やはりそれは、ある漫画家の死によるところが大きい。連載中??の、名作漫画は多々あるが、ざっくりいえば、10年を超えたら黄色信号でかつ基本あきらめたほうがいいんじゃないかと思う。

 10年、あるいは12年。15年はもう行き過ぎだ。作り手も受け手も時代も変わる。続けられるのは両さん方式だ。

 

 ふりかえれば、子供の頃は、最初も最後も知らないものが多かった。

 途中から途中でも、面白いものは面白い。だが、完結していない作品をあまた生み出した作家を、少女の頃の私はずっとうらめしくおもっている。大人になってから出会った夏目には、そんなことは思いたくない。まぁ大人げないから、そんなふうには思わないけど、できれば作品の完結という爽快感と深いリスペクトは味わいたいという非常に身勝手な消費者心理…

 

 あともう一つやべえなと感じたのは、たかしの声がひろしになってきていることだ。高校生というのは、20代の先生である大人の土井先生とは違う。夏目は細い繊細なもやし少年なのだ。ひろしは時を戻すことはできないので、夏目が成長するしかない。ひろしはうまい。だが、高い声は出ていても、ベースが、スピーカーがなる。通奏低音のようにいいベースが鳴ってしまっている。発声が、芝居がいい故だ。録音技術の進歩もあるかも。

 

 少年の声で心配といえば、櫻井さんのクラウドだ。ようやくゲーム本編となった、リメイクでは、かなり若い声を出してくれていたが、それをまだまだこの先何年も??はきついと思う。同じ人の声だ!といえど、確実に声は変わる。だれだって。

 となると、少年のキャラクターに、女性声優をあてておくのは、長くやるなら優先されるかもしれない。

 まあ別に、ずっと同じ人にこだわるというのも、それはそれでそんなに意味がある?という流れのほうがいいですが。人生100年だし、作品の寿命も展開が広がるほど長くなる。だが、FFはわからんけど、夏目はそこまでの、声優を変更するほどの規模ではない。FF7もまぁずるずるやるのはどうよですけど。

 正念場だ。はやく完結させて、できればひろしが40代のうちにとりきって欲しい。夏目は叫んだり戦ったりしない。人気アニメにしてはずいぶん繊細だから。