茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

無観客ライブ配信(無料)『コッペリア』を観た

【無観客ライブ配信(無料)】コッペリア | 新国立劇場 バレエ
www.nntt.jac.go.jp


 初日にうっかり第二幕から、という中途半端なことをやらかし、4日は完全に忘れ、5日は第一幕からみた。

 わかりやすいいくつかの衝撃

  • 超有名なこれ、コッペリアの曲だったのか…!!
  • 作曲者のなまえ、レオ・ドリーブ、全然しらんかった…
  • フランスの作品だったのか
  • ホフマンだったのか(ドイツ人)
  • 物語の場所はポーランド(混乱してくる)

■舞台
 ポーランドの村

■主要登場人物
スワニルダ ※主人公 村の娘。恋人フランツの浮気にやきもき、コッペリアとコッペリウスの家に不法侵入。コッペリアは人形じゃん!と把握。その後、人形とすりかわって、魂を得た人形のふりをしてコッペリウスと踊ったりする。
フランツ 村の青年。恋人がいるのに、人形としらぬままコッペリアに恋をする、
コッペリウス コッペリアを作ったおじさん
コッペリア 等身大の人形の名前


 スワニルダは主役なのでめちゃくちゃ踊る。一幕からみたときびっくりした。第二幕では人形のコッペリアとすり替わるって人形のふりをして踊る。
 じぶんは2パターンみることができた。素人目でもわかるくらい、個性がでるなあ、と思った。

  • 人形が踊っている、なのか
  • 人間が人形のフリをしている、なのか

 片方のひとはより人形感があって、もう片方の人はスワニルダ感が強いというか。パキッと人形ぽくなるのは好みです。


 パフォーマンスだけでなく、舞台美術も、衣装もすばらしい。うすぼんやりした色彩、流麗な線の重なりと流れ。かわいらしく品があっておしゃれ。火をつけるしシャンパンもぶちまける、本気度高い。コミカルな動きや表情も、安心してみられる(これ重要)。


 音楽も大変すばらしい。(なんか聞いたことあるな?、という曲がちょいちょいあったような気がするがわからん)バレエ音楽も華やかでとてもいい。バレエとオケがなぜあうのか、謎すぎる。ソロは軽やかで華やかで、群舞もふしぎ奇妙でかわいく美しく楽しい。とにかく日本人も、顔が小さくなったし、体型ももうおそらく同じ日本人ではないとしか。生活習慣とか食べ物とか、幼い頃からスタートしているとか?なのかな。


 それにリアルタイムで配信で高画質。国の施設もやればできるんじゃあん、とちょっと安心する。幼い記憶の昔テレビでみたバレエは、宝塚もそうだけど、おそらくは色々技術が未熟で、色や華やかさや、圧倒的な舞台をうまく収録することができなかった。だがいまは、リアルタイムでこれである。CGみたいな美しい一挙手一投足はもちろん、表情もすごいみえるので、舞台より大変なところもあるかもしれない。滝の汗をかいてもずっとにこやかだしキリリとしている。


 華やかなでどこか憂いのある奇妙な音楽、美術、極限までに研ぎ澄まされた人体の形や動きは、どの瞬間も圧倒的に美しい。目の保養、心の滋養。休憩込みでも2時間で、登場人物も少なく、一応コメディなので、とても観やすい。


 Twitterを眺めていたら、やはりもともとバレエやバレリーナ??、ダンサーのファンが多いようだけど、はじめてみてそのストーリーに衝撃をうけている人もいた。ホフマンは大人向けかなあ、ニヤニヤ。


 バレエも万年初心者だが、観に行きたいなあ…。色んな意味でハードル高いけど。