茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

筋トレ入門以前覚書

 人生のいつの時代も体育が嫌い、猫背がデフォルト、病はあれこれ。40歳あたりで暗然と、しかし、はっきりと感じた。


「運動しないと死ぬ」


 しかし、と思ったものの、それまで「体育も体育教師もみんなクソ!!」と心底から思っている者が、いきなり運動できるわけがない。わけがなかった。まあ、五年くらいかった。そしていまその途中経過を記すのである。


これまでといまのところ

・スクワット
スロトレ
踏み台昇降運動
・コロコロ(腹筋ローラー)


 とっかかりは「スロトレ」である。本を買え。いまなら、いまの新装版とかがいいんじゃないでしょうか。

 大昔になぜこれを買ったのかは、理由をはっきり思い出せない…なんとなく…。
 だが問題は、運動が嫌い、体を動かす習慣が、人生でかつて一度もない人にとっては、スロトレの体力がないひと向けのメニューですら、めちゃくちゃ大変なのである。だからすぐいやになる。やっては挫折、やっては挫折を、長く繰り返した。
 そんなとき、ツイッターでとある美しいフォロアーさんが(本人をみたことがあるわけではない)、iPhoneのアプリのカウンターみたいなのを使って、スクワットか何かをやっていた。数少ない、リアルにまぶしいライフスタイルの方(にみえる人)だ。アホなので安易にそれを「まねしよう」と思った。
 スクワットは最初は5回もできないくらいだが、なんとなく騙し騙し続けて行って、合計100回とかできるようになった。それはカウントの記録ができる、棒グラフにしてくれる、そのアプリのおかけであったところは大きい。


 しかし、とくに痩せない。痩せないので、スロトレもやってみるが、週に2、3回というのが続けられない。調子のいいときは続くが、いったんとまると、なかなか復活しない。これはどうも問題だ。
 スロトレはとても効果が実感できる。最初の数回はアホみたいにしんどくて嫌だが、あきらかに、前回よりは今回は楽になっているのは楽しい。最初は雲を掴むような感覚だった、からだの筋肉の入れ方がわかってきた。少しずつ安定して、回数を増やすことができた。スロトレの回数の最低ラインは、5回。最初はそれをめざす。そこの道のりは長い。5回できたら、そこから、6、7、8と増やしていく。いまだに10回はできない。ちゃんと負荷があるので、滝の汗をかく。
 ただ、スロトレという運動をして疲れると、他のことができなくなる。運動になれていないと、負荷の調節もわからない。最初はそれがしんどい。ある程度できるようになっても、負荷をかけないと意味がないとがんばって、しかしそのせいで他のことができなくなるのは、ちょっと面倒くさい。


 そして途中から covid-19もはじまって、別のニーズがわいてくる。

  • 毎日少しでも歩いたほうがいい(でもウォーキングは快適な季節は短いし面倒くさい)
  • 毎日少しでも運動っぽい、体を動かすことをしたい

 そこで、スロトレを基本にしつつも拘らないことにした。「室内で歩く」と「コロコロ」をメインにすることにした。「室内で歩く」は、とにかく部屋の中で歩くのだ。狭いので歩きにくいので、ほとんどゲームはしなかったWiiフィット踏み台昇降運動をする。低い台でも20分やると効果的。だが、きくということは疲れると、嫌になるから、20分もやらないことにする。10分以上はする。
「コロコロ」は「腹筋ローラー」というらしい。家にあるのは大昔にかったやつだが、Amazonで二千円以下ぐらいのものだと思う。最初はこのコロコロも無理をしない。膝をついて、手前で余裕綽綽できるくらいを、10回を3セットで30回とする。汗をかくまではやらない。からだがあったまったくらいでやめる。

 そんなわけで、covid-19の途中から、こんなかんじ。

 ちまちま歩くのとコロコロは毎日する。たまにスロトレをやると、変化の度合いがよくわかる。ぷるぷるして数回もできなかったことが、できるようになっていたり、フォームがよくなったり、ここに力をいれているのか、とわかってくる。特に大胸筋。風呂でふらふらしなくなる。靴下をはくとき片足をあげてよろけにくくなる。


 この筋トレ入門以前にいたるまでに、5年ぐらいかかった。
 運動が少しでもできるひと、運動経験がある人からしたら、想像もつかない、うそでしょう、な世界でしょう。しかし、

  • ある程度の文化系の知識がある人からすればそういう素養がないひとの知らなさ加減に、まじ地獄か?どうやって生きてきたか?と驚くとか
  • 理系の人が、こんな計算できないとかありえなくね?、と素で驚いてひいたツイートしちゃうとか
  • ある程度の金融リテラシーのあるひとが、よくそんなので以下同文

と、知識や経験がある人が、ない人の知識の空虚さにおののく出来事は多い。そのようなものと同様に、体育が憎くて運動が苦手な人種からすると、運動というのはマイナス50か100ぐらいからはじまるので、入門以前に到達するのも、数年かかることなのです。まあ、なんでもそうだろう。縁のないジャンルのスタートラインにつくのは一筋縄ではいかない。


 いま、ぼんやりと「運動しないと死ぬのかな」と思っているひとは、いまこの瞬間から始めよう。毎日午前中がよい。運動が苦手な人向けの内容、ではなく、高齢者のプログラムを参考にしてはじめよう。汗をかくほどやらなくていい。なにをするにも、「10分ぐらい室内でうろうろ歩くか踏み台昇降運動かその場で足踏み」ぐらいをしてから、何かをしたほうがいい。まずはそれだけでもいい。


 ところで、毎日10分の運動でOK!という類のは全部ウソです。虚偽です。初心者でも簡単すぐできるレシピという売り文句の詐欺レシピと同様に、10分なら30〜40分かかる。最初のうちは仕方がない。


 まとめ
 運動にいるもの

  • スロトレの本
  • 汗をかいてもいい服装(厚着だと苦しくて続かない。汗をかかない程度の運動でもあったまるくらいの服装でする。あったまるからと寒いくらいの薄着だとうまくいかない。寒いなら最初はなにか羽織っておく)
  • すべらない足元、靴下。
  • コロコロ。腹筋ローラー。ぴんきりだね。
  • ヨガマット的なもの(コロコロはその上でやってる)
  • 踏み台昇降運動用の台(これは意外と大きいとか高いのでないならそのばで前後足踏みでもいいと思う)
  • 水分(必ず用意です)


 プランクはなにもいらないけど、根性ないと続けられないなーと自分はおもった。
 プロテインはリッチショコラは本当に美味しいが安くはない。以前は飲んでいたけどやめたのは、単なる節約なので、また買うかもしれない。運動が終わった後にのむものがあるとちょっと楽しい。

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 サプリメントもいろいろ飲んだし必要なものは飲んだ方がいい気がするけどなにがいいかまだわからない。40代というとなぜかこれ。こういうのはどういう人が飲むと効果的なのかなあ(ずっと若い頃になぜか人からもらってしばらく飲んでいたらなんかきいている気がして自分で買おうとしたら高かったのでやめた)
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