茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

バッハとヒューマンビートボックスと(オランダバッハ協会)

マツコの知らない世界』でヒューマンビートボックスが取り上げられていた。いくつものリズムとメロディという異次元のハイレベルなパフォーマンスをみながら、バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を思い出していた。


いちばんゆうめいなシャコンヌ。パルティータ第2番ニ短調 BWV 1004の5曲目。BWVは後世の人たちによってつけられた、バッハの作品につけられた管理番号みたいなもの。「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」は全部で6曲で、ソナタが曲とパルティータが3曲。またそれぞれが数曲で構成されている。ややこしい。)

Bach - Violin Partita no. 2 in D minor BWV 1004 - Sato | Netherlands Bach Society - YouTube

 共通点は「ひとりでぜんぶ弾く」である。主なメロディも、対する旋律も和音もリズムもぜんぶ弾く(多分)。
 無理なことするなあ、まったく。


 人間の音楽演奏の傾向として、奏者として極めると「ひとりでぜんぶ」は必然的なあゆみなのかもしれない(てきとう)。
 バッハを聴くのもヒューマンビートボックスを聴くのも、あまりテンションとしてちがわない。かっけえーやべえすげーー!!、であり、曲に対する理解も同じくらいだ。
 バッハもどうみても、「おれすげぇっしょやばいっしょ」味がモリモリなので、よかったらきいてみてほしい。


 あ、でも、ヒューマンビートボックスシャコンヌをやられたら、そんなにテンションあがらないと思います。好みの問題。


 Netherlands Bach Societyのチャンネルはバッハがちゃんとした演奏でたくさん聴ける。音が柔らかくてききやすい。

 ソロではないが、テンション爆上げバッハといえばこれ。

Bach - Concerto for two violins in D minor BWV 1043 - Sato and Deans | Netherlands Bach Society - YouTube
 1分すぎたあたりから爆上げがはじまる。どゅふふふふ。


 これはもっと規模がでかくなる、マタイ受難曲。一年に一回第九のように聞けば幸せになれます。

Bach - St Matthew Passion BWV 244 - Van Veldhoven | Netherlands Bach Society - YouTube
 長いのでまずは一曲目だけでも。

 少年合唱と混声合唱というのが肝で。マタイ受難曲を聞くときは必ず児童合唱ありの演奏にしいよう(合唱が大人だけではなく、子供の合唱団がいる演奏がよい)。天国からお呼ばれ感覚の度合いが段違いだぜ。


参考記事:佐藤俊介(Vn)が名門オランダ・バッハ協会の音楽監督就任へ – ぶらあぼONLINE