茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

CHEMISTRY二十歳だよ記念オンラインライブ


 3月7日、ケミストリーの誕生日に、オンライン配信ライブが行われた。
 ケミストリーの二人と、キーボード二人という意表をついたメンバー構成。セットリストはほぼほぼデビューアルバムを曲順に行うという、シンプルかつチャレンジなものでありました。
 大変すばらしい、すばらしくて、配信期間もいままでになく長いので、未見の人は、いまからチケットを購入して体験しよう! するのだ! キーボードの二人がとにかくすごい。ピアノとキーボードで、いれかわったりキーボードに集まったり。
 かっこよすぎて、感動的ですらあった。


 ケミちゃんのライブでは毎回あることではありますが、もうほんとにサポートメンバーのひとがうまい。ほんんっと、うまい。今回は鍵盤の底力、二台の鍵盤の魅力をあふれんばかりに惜しみなく表現していただき。
 そして絵面もいい。ケミふたりをはさんでむかいあうように配置されているが、それがシンメトリーのようで美しい。会場がまた信じられないくらいにきれい。
 大人が大人になると、飲み食いできる高い音楽会場に行く意味がわかってきた。まだそういうのをいったことがないけど。少人数で洗練された繊細で豊かな音の構成は、ものすごく魅力的で、贅沢である。


 そう、これは、生で聴きたかった、生だったら。
 だって、スタインウェイのグランドピアノだよ。会場はどんな音が鳴っていたんだろう。美しいピアノの生音が、どれだけふたりを圧倒したり、挑発したり、幸せにしていたんだろう。想像しただけでめまいがする。


 ずるいわ〜〜(?)


 誰が? 誰がずるくてわるいんじゃ! パンデミックゆるすまじ!!
 でもこんなライブは、パンデミックがなければ生でライブ配信などされなかったと思うと。


 この先、もう少し未来に、世の中がおさまっても、2回公演のうち1回はオンライン同時配信も、とか、やってくれたらいいなあ。そしたら全国にちらばってるファンや、家をあけられない人や、いろんな人がみられるんじゃないかなと。


 ありえないくらい久しぶりの楽曲もあり、まさにデビューからおっかけていたファンにはたまらないものでしたが、あの若い二人が世にはなったアルバムを20年後の彼らが、こんな風に大人の魅力的な音楽として歌うステージをできるくらいになるとは、誰も想像していなかっただろう。でも、ここにたどり着いて、そこにいる。そこで、そのステージで歌っている。凡人からは想像がつかない経験を乗り越えて。


 彼らはいったい何歳まで彼らは歌えるのだろうかなんて思っていたけど、30周年は余裕だし、いまなら60代も余裕じゃな、と茶の間で勝手にドヤってた。だって歌がうまい歌い続けている人や、ベテランの声優さんは、若いから。外見はどうなるんだろう。かっこよく年をとるというのは、日本人全体でへったくそだからなあ。でもいまのとしであんなにかっこいいなら、もうずっとかっこいいよ。若い時の美しさは育った環境と運に感謝だけど、かっこいいアラフォーなんて、もう本人の努力と生き方の証だ。
 20周年は残念ながら、祭りじゃ〜〜!!にはならなかったけど、せめて25周年くらいで(活動休止もあるし)、ぱーっとにぎやかなことをやってもらえたらいいなあ!、と強く願って祈って信じている。