茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

おでんとは、おでんとはなにか

 おでんとは。そもそもおでんとはなにか。幼い頃、我が家にはおでんのメニューはなかったし、外で食べる機会もなかった。おでんなど、大人になってから、飲み屋でおでんぽいメニューがあったら、たのんでみる? どうする? みたいな、謎のメニューである。
 だいたいぜんぶ茶色い。薄茶色くてぜんぶ同じ味じゃねえか。何がうまいんだかわからない。
 有名だけど、ずっとなにかがひっかかっている、しっくりこないものの一つである。


 でもときどき、わかっていないのに、むしょうにおでんを食べてみたくなる。それでスーパーで買ってくる。
 おでんとは、スーパーでかってきて作るものなのだ。
 スーパーで売っているものは、

  • 具だけ、単品または詰め合わせ
  • 詰め合わせ具と粉末と液体のだし
  • 詰め合わせ具と液体のだし一体型(すごく重い)

 などいろいろある。かつ、関西、関東、その他の地域などいろいろある。
 昨日は買ってきていたおでんがてっきり一人前で、具をたそうと大根やたまごを作ってみたが、その余分に用意する具の出汁はどうするのさと適当に調べてつくって煮ていて、よくよく買ってきたパッケージをみたら、「関東風」とかいていた。うむをいわせず関西風だしにしていたので、けっきょく彼らはまざったことになる。しぱもその内容物は、びみょうな2人前だった。小さい卵と大根とか、いちおう2個ずつ入っていた。でも全体のカロリーは300kcalもない。
 しかし塩分がすごい。
 結果的にはぜんたいとしてまあまあ美味しかったが。


 おいしかったけど、「おでん」というものの味のイメージはいまだに固まらない。どういうおでんがおでんの味で、どういうおでんが自分はたべたいのだろう。概ね西のほうではあるが、関西風のおでんというもののイメージもない。
 わりと明確な見た目のイメージは、おそ松さんがやってるチビ太のおでんの屋台である。ニート6子はチビ太のおでんをつまみながらくだを巻く。おでんは煮込んでいるイメージが強い。でも実は、煮込んでいるのは硬い大根とかその準備段階であり、あの状態になると温めているだけぐらいなのだ。そして煮すぎると練り物は美味しくなくなるらしい。イメージとなんかちがってたやつら。


 なぞのおでんといえば、ワンピース(アニメ)に、さいきんやっと、他のキャラクターに「おでんさま」と名前を呼ばれるばかりだった本人が登場している。そもそも「おでん」というなまえで、女の人かなと勝手に思っていたら、ちがった(かなりまじめにみていない)。重要キャラのようで、声はジャッキーチェンの吹き替えなどで有名な石丸博也さんである。ワンダフルゴージャスマーベラス。この方はめちゃくちゃうまいのだ。そりゃあんだけ声をあててるんだから、下手なわけねえじゃないかというかんじだが、単にジャッキー・チェンがあたったというのではなく、うまいからあてられたのだ。と、その名人芸を披露してもらいたいのか、登場後は本人が書いた日記を読むていで、ナレーションもしたりしてしゃべるしゃべるのしゃべりまくり。そう、うまい人のしゃべりはたのしいんだよねえ、たくさんきいていたよね、そこはわかる。おでんさまもすごく魅力的なキャラクターだ。でもワノ国編は、ワンピースはほんとうに謎の漫画でアニメだよね……。