茶ぶろぐ

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らすあすつー

 わがやで『The Last of Us Part II』がクリアされた。自分は見てるだけ。
アンチャーテッド」シリーズは基本的には明るい宝探し冒険活劇だけど、ラスアスはその真逆。ひたすらに暗い、痛い、救いがない、楽しいことが一つもない。実際にプレイしているひとはゲームとしての面白みを体験するからそれはよいのだが(楽しそうであった)。ラスアス2はストーリーは前作を上回る暗さ、痛さ、リアルを突き詰めたゆえの不毛、不条理さえも湧いてきて、評価真っ二つというのがよくわかる。いろいろ議論してしまうのは傑作の一つなのだろう。


 暗いおっさんの声を吹き替えている山ちゃんは最高。明るい役より陰気な役のほうが絶対に良い。杉田さんも相変わらずうまい。潘さんは毎度さすが(辛かったろうな…)。気になったのは、

(以下ネタバレあり)

 アビーの森なな子さん。宝塚出身とのことで、ちょっと合点がいった。すごかった。このひとも大変だっただろうな…。それからレブの冨樫さん。最初は少年だと思っていたら、実はほにゃらかということは、登場の時点から「少年」だと思っていて、演じている人は女性なので、おお、なんかすごくね??とか思ったり。


 でも「いくら女性を中心にして男性と同じようなことをさせたからといって、妊娠エピソードをだしても、ジェンダーギャップに対するなにかにはなんねえぞ?」とは言いたくなるけどな。しかもこんなに救いのない、「人間は戦争をやめられない、極限まで殺傷したあとにしか復讐から逃れられない」ということを全肯定しているようにもみえる話なので、そんなことを語らせるのにわざわざ女性を使うのは逆に迷惑というか嫌がらせみたい。妊娠するなら生理があるんだよ。サバイバルゲームのなかに生理の描写いれられんの?? と。
 華奢なエリーが超人的なことは、ゲームですといいきれるけど、アビーの超人感はなんかちょっと現実に近いかもしれないのに遠ざかってる感じもするし。

 意地悪なことも思っちゃう。思っちゃうけど、こんな予算と時間と手間をかけてとりあえずやってみるというのはいいと思う。


 うまい人のプレイ動画をみたら、まさに瞬殺と工夫の畳み掛けで、すごかった。すっげーといいながら、たまたまキムチで白米食べていた。べつにごはんのおかずになるというわけじゃないけど。
 リアルさを追い求めつつ、あんがいリアルではないのだなと思ったのであった。話は不毛で気分がひたすら落ちるけど、ジェットコースターが浮き沈みするように、気分の浮き沈みもエンタメなのかもしれない。知らんけど。