茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

宮迫さんと亮くん

 記者会見はぜんぶはみていない。ツイッターとか、テレビ。書き起こしも読むかも。まだどうなるかわからないけど、ふたりとも、なるべく食べて寝て欲しい。

 宮迫さんはまだアグレッシブだったけど、亮くんは痛々しくてみていられなかった。思い出しても泣ける。あんなに大人がやつれて公の場で訴えごとをするのは、幼稚という人もいるかもしれないが、それだけ辛いことだったのだ。誠実さと切実さを感じた。

 ふたりとも、基本はおバカさんなのだ。(自分がどうかといえばさして差はない程度に)善悪の判断はつけているけど、お利口ではない。傑出した才能があるから、ああいうお仕事をしていられる。芸人なんて芸術家と似たようなもので、事務所や会社は、そこらへんのあやういところを御したり守ったりしなければならない。そのために、事務所とか出版社とか、世間と仲立ちをする人がいる。

 言いたいことはたけしがぜんぶいってくれた。人買いの会社である云々。吉本は旧来の会社としても現代から未来の会社としても、だめなふるまいを続けている。

 あんなところを人前にさらしてはいけない。たしかにそうだが、ふたりともあまりにも素というか、人前で話すスイッチが入っていなかった。のちのち復帰して、宮迫さんがツッコミいれたり、亮くんがナチュラルぼけをかましても、記者会見のことは邪魔にならないと思う。

 亮くんはつくづく人がいいし、宮迫さんはとても面白い人だなあと思った。宮迫さんは、なぜあんなに演技がうまいのか、以前から謎だったけど、なんだかわかった気がした。創作者的に人を欺くのがうまいわけではなく、本人のなかに、感情とか情緒のバリエーションが豊富なのかなぁ、と思った。怒りの種類もいろいろ、悲しみの種類もいろいろ。人間的に深みがあるかどうかは知らんけど、それぞれの感情の種類やレンジが広い。不思議な引き出しをもっている。そこへ、芸人としての発声とか、人目をひくこと、ふるまいとかが、たまたまうまく合わさって、不思議とお芝居がうまい。芸人さんの役者さんはそういう人が多そう。

 ぜんぶ素人考えで、贔屓があるけど。すごくファンでわけじゃないけど、今回はぜんぜん納得してなかったので、反撃に出てくれてすごくうれしい。吉本は社長の記者会見のふんいきではダメダメなかんじで、まだまだ真っ只中。

 古い体制に当事者本人たちが声を上げるのは、とても良い流れだ。もしかしたら、同じように理不尽に不利益な立場に立たされている人が、あきらめていた人が、声を上げるかもしれない。

 なんてところまで、影響があるかは知らんけど! 誠実さはだいじ。