茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

バイオリンのかっこいい曲

 バイオリンのかっこいい曲といえば、「バッハの無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ」なかでも通称「シャコンヌ」である。なんそれ?方でも、日本にすんでいれば、テレビとラジオとかふつうにメディアに接していれば、ぜんぜん聴いたことはないですごすのは無理だと思う。ベートーベンの運命ほどメジャーではないが、いろんなところでつかわれている。

 舌を噛みそうな呪文のようなタイトルだが、重要なのは、以下の2点。

  • 作曲者がバッハ
  • 伴奏がない、ソロ

 バイオリンの曲はさまざまあるが、実は「伴奏がない」のは少ない。だから無伴奏は貴重だ。

 この曲らの、内訳は、以下のようなことになる

 なんでそんな順番なのか? ソナタの1〜3番、パルティータの1〜3番ではイカンのか?
 そもそもところで「ソナタ」とか「パルティータ」とか、なんなの?
 ほんとうに全部で6曲なの? 

 6曲ではそれはそうなのだが、厳密にはそうではない。それぞれ4曲から7曲ぐらいに、わかれているので、もしぜんぶを通しで聴いたとしたら、「いったい何曲あるんじゃあ??」の長さであり、たいていは、CD2枚組である。
シャコンヌ」という、なんだか美味しそうな優雅な響きをもつ曲は、このぜんたいのなかのどっかにあって、知名度は1番か2番だ。ネットで「bach solo violin chaconne」とかぐぐれば聴けますが、それが違法にアップロードされたものかどうかなんて、わかりません。


 これらの曲は、めちゃくちゃかっこいいけど、弾くのは基本的には難しい。音の数が少ない曲もあるが、概ね解読がしんどい濃さだ。その難しさは独特だ。
 バイオリンがひとりで弾いているのに、これ何人で弾いているの?、とお尋ねしたくなるような曲だからだ。バイオリンは4本の弦がはってあって、本当に同時にだせる音は二音まである。それなのに、音がいっぱい、弾き手がいっぱいあるように聞こえるのだ。ふしぎデスねー。難しくて魅力的、プロになれば避けては通れなくて(たぶん)、人気があるから録音CDも種類が多い。Apple Musicとかにもある。


 バッハの奥深い難易度の高い曲だけど、Amazonで普通に楽譜は買える。初級者だって手にとることは自由なのデス。そして、バッハの楽しいところは、えらいところは、「弾けなくても楽しいの」こと。初級者は一音ずつでも、音を出すだけで大変で、とうてい奥深さとはほど遠い、音をだして遊ぶだけになってしまう。それだけでも、とても楽しい。CDなどの音源で聴いていただけのあの「じゃじゃーん」とかな和音(もどき)を自分でだすだけでも、すごく楽しい。バッハの楽しさ、音楽の楽しさを体験させてくれる。こういう「弾けないけど楽しい」と思う作曲家は、バッハやモーツァルトが多いかなと個人的な印象。


 ところで無伴奏といえば、「バッハの無伴奏チェロ組曲」も有名。こちらは名前がシンプルなのは何故なのか。こちらも6番まである。このなかにもいろんなところで使われていて、有名な曲がある。
 バッハの曲は、現代生活での遭遇率はかなり高い。