年寄りと子どもには腹をたてない誓いをたてた。なぜなら、彼らはより神に近い。あの世から来る途中であり、あの世に帰る途中である。であるからして、腹をたてたりするのは無礼なのである、必要のないことなのである。
そんな話はさておき。
子どもに腹を立てることはだいぶなくなった。腹を立てていたあいだは、自分もまだまだ子どもだったのだろう、アラサー手前ぐらいまで。ということにしておこう。
子どものふるまいについては、他人を死傷させる恐れがあるなら、怒るかもしれない。本人だけなら、わかんない。しーらない。下手な正義感など、体力が伴わない正義など、たいした役にも立たない。
言ってもどうしようものないのか、言えばどうにかなるのか、もとい、関わりを持てば何か運命が変わるのか、行動を起こす前に分かれば良いが、みんなエスパーだよ、ではないのである。