グッド・オーメンズが3話からなかなか先に進まない。
3話の前半はちょっと特殊で、進んでしまうプロセスが示されているのだが、何回でもくり返し観ることができてしまうため、なかなか進まない。
なぜこんなに面白くてたまらないのか、理由を考えてみる。
- クリスチャンではないが、カトリックの幼稚園にいったので、聖書の有名なイベントはなんとなく刷り込まれ
- 世界史選択だった
- 銀河ヒッチハイクガイドが好き
- なんとなくイギリス好き
- ボヘミアンラプソディーを観た
- ベルサイユのバラも好き、二都物語も読んだ(??)
- かつて魔天道ソナタというマンガをよんでいた(???)
だから3話の前半が面白くてたまらないのかな、と。ぜんぶネタがわかるわけじゃないけど、わかるところが多い。ネタがわかるひとほど面白い、まではいくようななのかわからないけど。
- オーメンはみていない。怖い
聖書に関するネタがいちばん刺さるっちゃ刺さる。あ、こういうのやっていいんだ!的な、ずっと前から知っているのに新鮮な驚き。
天使と悪魔がそれぞれ組織っぽいおかしさとか、本来は相容れないはずの存在どうしが、なぜかつるんでいるとか、皮肉とか、萌え要素は、そういう歴史的ネタとは別の良さで、猛烈に良い。だから知らなくても面白くて、人気がでているのだろう。ビジュアルが懲りまくっているから、時代の変化をみるだけでも、勉強になる。知らない分からない点について、だんだん「あれはそうだったのか!」と謎の解ける瞬間がこれからたくさんあるのだと思うだけでも楽しい。
素養とか教養とかいう言い方は難しいのだけど、よいエンタメ作品は、知っている人も面白くて、知らない人には多くのきっかけを与え、かつそういうのを置いといてもツボにくるものだ。グッド・オーメンズはそれをぎちぎちに満たして、満たしすぎだ、贅沢だ!! かつ吹替も出来すぎなので、近来まれに見る、まさに神がかっている作品なのだ。