バイオリンを思い出さねばならない。
否、実質初心者状態であるが、とも言い切れない。
しかし、そもそもこどものときはまじめにやっていないし、やる気がでたときには先生しばらくいなくなるし、また先生に習えたが、また一年ちょっとぐらいで終わってしまった。
断続的で中途半端である。
基礎へ立ち返ろうと殊勝なことをいってみるが、はたして、バイオリンのキソレンてどんなものなのか。時代はインターネットだ、ぐぐってみれ!、とググってみたら、そのものずばりでは案外ヒットしない。もっと分解して質問しなければならないらしい。
いたずらな年の功なりにそれなりに考えてみた。
- ボーイング(右手)刻む、移弦とか?
- 音階(左手)音程
右手のほうは、メトロノームにあわせて長くしたりきざんだり。左手は音階の本をやったり、セブシックの1巻とか、カイザーの一巻とか。あれこれやってみるけど、なんだかいつまでたってもフワフワしているし、どうも右手が意識できないほどにへなちょこである。譜面をみていて、音程をみていると、弓をぜんぶ返そうとするし、弓順をみていると、音程が読めない。音階とか刻みの練習をしつつも、簡単でも音楽を弾かないと、右手はいつまでもポンコツらしい。すごく簡単でも、音楽を弾かないと上達しないし、音階とか弓の練習も、その音楽のためのものであるのだ。
むむむ、ということで、ホーマンをひっぱりだしてきた。
ホーマンは基本的に、二重奏のバイオリン教本で、曲は下のパートがついている。先生が一緒に弾くわけだ。だから一人やるぶんにはなーと思っていたが、どっこいどっこい。
短い練習曲のあいだに、なおも短い音階などの練習の楽譜がちゃんとある。
それだった。
そして、わかってきたこと。
- 左手の4の指の音程が悪い。練習しているとときどきいいかんじになるけど打率が低すぎる。
- 簡単に見える曲でも、ボーイング(どこで弓を返す)かを無視することが頻発する。スラーできん。
- 音階も簡単なやつからはじめねばならない(いきなり小野アンナはだめである)
- 現在位置はホーマンの最後のほうのバッハのメヌエットがまだゲチョンゲチョンなくらい
これで、この状態で、某序曲とか某交響曲とか、2ndバイオリンでのろうとしている。のるっていっちゃった。本当なのか、本当か、自分。いやほとんど弾ける気がしないけど、でもこれをのがすと、きっと一生バイオリンを弾かないだろう!と自分を脅迫しすつびくびくしつつ。
▼もうむかしは苦手苦手でなにもわかっていなくていまだに調とかわかってないトホホ
▼うちにあるのは青い表紙ですごく古い。
▼カイザーのはずだけどぜんぜんデザインがかわっていてなかが同じかわからない
▼ホーマン。これもデザインがかわってるなー