茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

「えいがのおそ松さん」観てきた

osomatsusan-movie.com


「えいがのおそ松さん」公式サイト 2019年3月15日(金) 全国ロードショー

 笑い声をたてる人が多くて、楽しく観られた。
 映画館にいった動機の一つは、うたまるさんのラジオにたしか監督がゲストででていたこと。ふんわりした人で、時期的にえいがの宣伝にきているはずなのに、緊張しているのかあまり前のめりにしゃべっていないのが、逆に印象に残ってしまった。

 アニメ「おそ松さん」が好きな理由(ワイがニート主婦なことも大きいが)

  • 丸っこい可愛らしいキャラクタ(赤塚ばんざい!!)
  • カラフルな色彩
  • スラップスティックなナンセンスな話の詰め合わせ

 ながめていて幸せになるのだ、単純に。かつ、ちょっぴり大人向けのアニメで、ありがたい。


 むつごは色分け服をきていないと、瞬時に識別はできない。声もすぐにはわからない。それでも映画は観に行くぐらい好きなんだろうし、映画はとても楽しかった。笑えた、泣けた。
 おそ松さんをみていて、いつもふしぎな気持に襲われるのは、やはり長男の「おそ松」の「ふつうさ」だ。もちろん世の中的にふつうではないのだけど、むつごのなかでもっとも強烈な個性はないし、際だった特徴がない。しかし、タイトルロールであり作品世界の象徴であり、おそ松くんとおそ松さんをつなぐ、とても重要な存在だ。中のひとが、すごくうまいこと、絶妙な塩梅で演じている。櫻井さんはいまでも「えっ、これ誰だっけ?」になる、好きなのに判別できない声のひとなのだけど、おそ松はほんとうにうまいと思う。気持ち悪いくらいにうまい。すごい。高校生のおそ松も、まああきれるほどにおそ松だった。
 ちなみに神谷さんと小田さんは職人タイプだな、と思った。推しは一松で、かわいいはカラ松です。トド松はふつうにかわいいからみんなにかわいがってもらってくれ…。(チョロ松ってかいてた まちがい)


 映画のかんそう

  • 誰もがむつごであり、むつごでもない
  • 後悔も忘れてしまうほど年をとっていても、笑える、泣ける
  • 「理想的な男子、男を、男性が描くと、作品世界は女子を強く引きつける」の法則が発動していた。これは夢幻紳士から発見したことなんですけどね
  • 劇場公開作品ぽいダイナミックな大きな画、大好き!
  • 映画館はイケボがよりききとりやすい! すてき!

 ちりばめられたギャグはけっこういちいちツボにはまってゲラゲラ笑い、リスペクトなオマージュネタも(世代的に?)良かった。
 むつご以外のネタは、関心するほどなのだけど、ネタバレはしたくない。ふふふのふ。
 若い人は、何年かおきに観て、アラフォーすぎてからも、また観てみて欲しい。


 声をあてる作業は、対象が人形劇など、動きが制限されたり、抽象化されるほど、高度になる。おそ松たちは、いまどきのアニメのキャラクターとしてはまるいかわいい単純なビジュアル。劇場版はもちろん気持ちよく爽快にめちゃくちゃ動くけど、よりいっそうの息吹を吹き込んでいる声優さんたちは、ほんとうにいい仕事したなあ、と思う。人気のあるひとは、よりいい作品の現場で、いい仕事をして、また経験値をためていく。なかなかシビアな世界だ。
 えいがをみて、監督や脚本家のほかの仕事もみてみたくなった。銀魂ぴんとこなかったけど、クラシカロイドはわりと好きだ。どっちも絵が、そこまで萌えないという決定的な問題があるけど。
 次回作はどんなのをつくるんだろう。自分が好きな絵柄だったらいいんだけど。次の作品もみたいなあと思えた点も、すごい収穫だった、ラッキーだった。そして公開3週目入場特典で、カレンダーももらえた。それで4月からつかえるケミカレンダーも思い出した。ありがとーう。



▼気合いのはいったお値段だ…。