茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

BLCDと配信

 ※ヤマもオチもない


 BLCDと配信の相性は、そんなによくなさそうである。そりゃあ、なぜって、配信は買った履歴が残るからだ。お店にいって現金払いでブツを手に入れるのとは、わけがちがう。そんなのとても無理だろう。定額聞き放題は多少いけるかもしれない。サービスを提供する側がどれくらい履歴を保存するかは、わからないけど。(無論、性別・年齢・何をきいたぐらいのビッグデータは商売が続く限り残る。)BLCDを聞く人は、実物の保存にけっこうあたまを悩ませているらしい。もし、販売される、されきた、すべての作品が、聞き放題でお手軽にきけたら、素晴らしいサービスじゃないですかね?


 自分は、BLCDをまともに聞いたことがない。売っているところもみたことがないし、どこにいったら買えるのかも、曖昧にしかわからない。池袋? 池袋のなんていうお店? こんなに言葉を知っているのに、買うのが難しいなんて、麻薬かな。でもこのインターネットの時代、ちょっと探せばネットにあがっているものもある。かなり長尺でアップされているものもあれば、部分的な切り貼り詰め合わせなどの動画がある。とはいえ、やたらめったな無法地帯ではない。もう廃盤とか、中古でもないとか、すごくむかしのやつとか、な雰囲気。絵とかキャストでわかる。
 そういうものをちょっときいてみると、笑う。
 部分的でシチュエーションがわからない、時代がだいぶかわっている、キャストの声が若すぎてむずがゆい、などいろんな理由はあるけれど、とにかくおかしくて「わははははははは」と笑う。中身については、「えっ、こんなのでドキドキキャーキャーするの?!」とリアルおばはんが驚いてしまう。と同時に、もしうら若き乙女のころにこんなのをきいていたら、戻って来れなかっただろうなとも思う。子どもの頃になくて良かったインターネットとBLCD。最新のとか、もっとハードなやつとか、は、どんなんか知りませんけど。知るよしもない。視聴という仕組みが基本的に存在しないらしいから。


 BLCDの歴史はけっこう古いので、もうそれはそのなかで熟成されつついることがいろいろあるのだろう。データベースなどをみて驚いたのは、人気声優さんの作品の多さだ。そりゃ、人気が頷ける、ではなく、実力がうなずける、である。うまいひとがBLもうまいのだ。その人たちは、いっぱい作品をこなすから、ますます上達するし、普通のアニメの作品、吹替、ナレーションなどなど、仕事の種類も広くなる。


 BLCDは、声優さんの声の演技にどっぷりつかれるという点で、めちゃくちゃうらやましい。だから聞いてみたいというのがあるのだ。すじゃす、それしかないのが、おかしい。BLじゃない、ふつうの声のドラマ、音声ドラマ、がもっと増えて欲しい。イギリスのBBCラジオみたいに、朗読やドラマなどをもっと充実させてほしい!  5分ずつ毎日とか、ラジオの連ドラがあればいいのに…。
 しかしそもそも「コンテンツがない!」という問題が立ちはだかる。脚色技術が、あまりにもなぜか乏しい日本全般。
 となると、めぐりめぐって、台本や脚本、文字の段階を作るひとが根本的に不足しているのではないのだろうか。でも小説とか脚本を書きたがっているひとって、ものすごくたくさんいるイメージなのに。職人的技術が若い段階でちゃんと教育されたらいいのにな。となると、学校の国語教育の…?!