茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

文学フリマ東京で買ったり思ったりしたこと

(このエントリの写真はいまどきありえないぐらいへたくそである)

 第二十六回文学フリマ東京にいってきた。

 何年か前、蒲田に行って以来。JR大森の駅からバスですぐじゃ〜んとのんきに出かけたら、すごい本数が少なくて笑った。(帰りもバス亭をさがしてさまよって泣けた。JR大森駅を使う場合は、往路ともにバスの時刻表と場所はしっかり確認を!。系統はいっぱいあるけど土日は田舎のバスみたいになる)バスはのれば15分弱で着いた。到着したところのバス亭は寂しいけど、会場である第二展示場はおりたらわりとすぐそこ。会場にいったら、ちゃんとにぎわっていた。

 入場は無料。入り口で、パンフレットとエブリスタの袋をもらう。
パンフレット
 まずはパンフレットをながめて、どこらへんのサークルをみにいくか〜〜と思っていた。それでパンフレットが何かの参考になるかというと…ならない! 会場概略図が役に立つだけで、サークルをさがすとか、そういうのは何の役にもたたないので、以前と同じように適当に歩き始める。疲れるけど徘徊する。

 最初に足をとめてしまったのは、自由律俳句結社の海紅。
kaikoh01
kaikoh02

 大正時代から続く、という文句に釣られてしまった。黒いほう300円を買ったら、しろいほうがついてきた。二冊まとめてふくろにいれてくれた(ふくろにいれたりしてくれたのはこちらだけ)
 俳句か短歌の本も欲しいなと思っていて、他にもあったけど、買えなかった。
 途中、漢詩で現代的な内容を書くというサークルもあっておもしろそうだったけど高くて買えなかったすいませんん。

 以下順不同。
hasui
 蓮井遼さん。なんとなく目についた個人誌。何冊か並んでいて、新刊を買いたかったけど、見やすさで古いのを買ってしまった。

 複数の人の合同誌が欲しい、若い人のを読みたい、というのがあって、学生さんのところをいくつか。
keio
kokugakuin
yamaneko

 慶応ペンクラブさん、高いほうは買えなくてごめん。なつかしの手作り冊子だけど、かなり読みやすい。國學院大学文藝部さん、本も売り子さんたち(女子)かわゆさにまけた、シンプルな装丁が好感度が高く、本文も読みやすくていいです。早稲田山猫文学会さん、今回げっとしたなかでは、装丁がいちばんかっこいい。本文はちょっと読みにくいけど。

neko
 狂った歯車堂さん。学生と社会人らしい合同誌。売り子さんたちの雰囲気がちょっと面白かった。

daisychain
 DAISY CHAINさん装丁も中身もセミプロかな?な合同誌。

maimai
danmari
 maimaiさん、淵木みつ(みつ:言偏に必、皿)さん二つはフリーで頂戴したもの。


 個人誌をもう一冊ぐらい買いたかったけど、最後は気力とか途切れてしまった。一階と二階、ぜんぶ回っていっぱい買ったつもりだったけど、たいして買ってないな…?


 ところでなんのあてもなくさまよって、どうやって購入するかというと、以下のような手順。

  1. 基本はジャケ買いであるので、歩きながら机の上を見続ける(装丁がうますぎても警戒するし、工夫がなさすぎてもよろしくない)
  2. なんとなく足をとめる(大丈夫そうなら)
  3. 見本をみせてもらう
  4. 値段を確かめる
  5. 買う

 
 なんだか全然会話が成り立った気がしなかったので、自分はガチでコミュニケーション能力がないんだなと思った。
 予算は2、3000円のつもりで、数が欲しかったので安いのが中心になった。装丁がいいものはみんなちょっと高い感じだった。ご縁があって購入したものは、これから読ませて頂きます。


 さて全体として思ったこと。大いに改善してほしいこと。


君の名は?
 参加している皆さんは、なぜ名乗らないのか。文フリのパンフレットに載っている参加名を、テーブルにはりつけるとかして、ちゃんと名乗って欲しかった。大学サークルや、サークルでの参加の人たちは、名前をだしているところがあったけど、それもわかりやすいとはいえない。中学校の美術でレタリングはやらんのか? 手書きがむりならPCで作って印刷すればいい。パンフレットをみてから、ジャンルや名前をたよりに探しにいこうかなと思っていたのに、屋号をかかげていないから、なんの意味もない。(かつパンフレットの字が小さすぎる)君たちは位置だけの記号か?

それはなに?
 ジャンルをちゃんと明記してほしい。短歌や俳句、評論などはだいたいかいていたけど、小説はジャンルをぜんぜん書いていないので、ハードルがあがる。話しかけろということだったのだろうか。そのわりにはうつむいているかスマホみているか本をみているひとが多いし。
 本屋を思い出して欲しい。まず「著者名」は大きくはっきりと、そして作品名、ジャンルなど。わかるように、して。会話が苦手なら、なおさら(気持はすごくわかるけど)


 会場や運営についてはとくに不満はないけど、エリアでぼんやりジャンルがあったならざっくりと書いていてくれたらよかったかもしれない。


 ざざっと目を通したり、雰囲気を味わって思ったのは。

  • 天才はそうはいない
  • 年齢は関係無い
  • やっぱり100枚前後書こう

 自分も本を作りたいなと思うけど、書くことと本を作ることはぜんぜん別なんだよな。