青い空、青い海、白い砂浜、そよぐ風、色とりどりの花々、馨しいフルーツ、南国の陽射し、心地よい影を作るバニヤンツリー。
そんな地上の楽園で、スマホやツイッターなんかみるわけないじゃないか…!
絵はがきみたいでわけがわからないよ? な風景。
なんて話はなく。
ワイキキビーチはスマホをのぞいているひとはいっぱいいた。たぶん米国内からの旅行者はけっこうみんなやっていた。国外からの旅行者は、そもそもビーチにはスマホをもってきていなさそう。むろんアメリカ人でも海で遊ぶ人もいるけど、スマホをさわってたのはたぶんアメリカ人旅行者。
自分もビーチにはiPhoneもっていかず、海や砂浜にうかれていたが、部屋でぼやっとしているときは、ツイッターを時々のぞいた。
しかしさすがに、普段のように、東京の兎小屋で取り憑かれたように延々に見つめることはなく、ちょろっとみたら、すぐ気が済んでやめた。健全な距離の取り方だった。ハワイなう!、なんてツイートする度胸はないし。Instagramには少々あげるつもりだったけど、難しかった。その瞬間、写真を選ぶとか、スマホにガッと集中しなきゃいけないのが、そういうのができなかったから。
ビーチにスマホをもっていかないのは、海で遊びたい人だと思われる。たぶん盗難はほとんどなさそうだったけれど、もっていくものは最低限がよろしい。ビーチの写真は別途散歩の時に撮影するので、海で遊ぶときはスマホなどいらぬのだ。持ち物はミニマムで、気にせず海を漂うのだ。
ふだんの生活でも、追われるほどツイッターをみてなきゃいいのになー。