茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

ロッテ徒然

 学生の頃、旅行で韓国に行った。サッカーのワールドカップの日韓共同開催のまだ前だ。そのころの韓国は、まさに「近くて遠い国」で、韓流映画もアイドルも何も日本にきていなかった。すぐそばで日本と似ているのに、物価が安くて、化粧品がすごくて、似ているのに似ていない不思議な場所だった。韓国料理と買い物を目指していった。韓国料理屋もその頃はまだ日本にあまりなかった。(あるいは自分がいくようなところには、そんなになかった。)焼き肉、冷麺、キムチ、サンゲタン。韓国の食べ物はどれもおいしかった。プルコギバーガーが売ってたマクドナルドの店員さんはシャイだった。道端で地図をみていたら、日本語でいきなり話しかけてきてくれた人もいた。ハングルは読めないのでとても大変だったけど。

 ロッテはデパートへ行った。すごく立派でぴかぴかだった。ここの店員さんはちょっとすましていた。
 このロッテは日本と同じ会社のロッテなの? などなど思ったが、たしかめるほどの興味もなく、スキルもなかった。

 すこしあと、就職活動をしていた頃だ。ロッテにいくつもりなどなかったけど、大企業のホームページをみるくせがあった。二十年ほど前だが、大企業はたいていドメインをおさえていた頃だった。ロッテはまだホームページがなかった。こんなに大きな会社なのに?? と意外だった。いまはちゃんとco.jpがでてくる。


 お家騒動で、やっとロッテの謎がとけた。なるほど。韓国では大きくなりすぎたらしい。大変そうだ。もしかしてロッテの日本の社員は、在日韓国人の方が多いのだろうか。学生の頃の自分は、いまよりもうひとこえバカなので、在日韓国人という言葉を知らなかった。うっかりな人は、入ってから知るかもしれない。いやそんな阿呆は入れないか。

 お家騒動はみっともないからはやく終わらせたほうがよいとおもうけど、大きい会社だから、それぞれは実はあんまり関係無いのかも。次男という人の韓国語での記者会見は、韓国語ができない自分からみても、なんだか下手な韓国語で、日本人の話し方のようで、大変なんだなぁと感じた。

 ガムは美味しい。韓国料理も美味しい。